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4番人気で岩田康誠(48)=栗・フリー=騎乗のダイアトニックが、先団から抜け出し快勝。重賞4勝目を挙げた。2着は10番人気のララクリスティーヌで、1番人気のホウオウアマゾンは10着に敗れた。
力強い末脚で、再び仁川のターフを駆け抜けた。ダイアトニックが、同舞台で行われた2月の阪急杯以来となる勝利で重賞4勝目。岩田康騎手が納得の表情を見せた。
「抜け出すときも早く、余裕があった。GⅠで4着に来てくれて、ここでは負けられない気持ちで乗りました」
発馬を決めてスッと5番手を確保。残り1ハロンを過ぎて先頭に立ち、1馬身差で押し切った。「スタートが決まったのが(勝った)最大の要因ですね」と安田隆調教師は喜びをかみしめた。
前走のGⅠスプリンターズSでは0秒2差の4着と健闘。改めて力のあるところを証明した。指揮官は「状態をみてから」と話し、次走は未定。衰えを知らぬ7歳の古豪ダイアトニックの動向に注目だ。
■ダイアトニック 父ロードカナロア、母トゥハーモニー、母の父サンデーサイレンス。鹿毛の牡7歳。栗東・安田隆行厩舎所属。北海道浦河町・酒井牧場の生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績25戦9勝。獲得賞金3億9216万円。重賞は2019年GⅡスワンS、20年GⅢ函館スプリントS、22年GⅢ阪急杯に次いで4勝目。スワンSは安田隆行調教師が19年ダイアトニックに次いで2勝目。岩田康誠騎手は20年カツジに次いで2勝目。馬名は「7音構成の和音。母名より連想」。
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