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2番人気のアスクビクターモアが、早め先頭からハナ差で押し切ってGⅠ初勝利。皐月賞5着、日本ダービー3着の悔しさを晴らし、コースレコードVでラスト1冠を制した。田辺裕信騎手(38)=美・フリー=はデビュー21年目でクラシック初勝利だ。2着は7番人気のボルドグフーシュ、3着は4番人気のジャスティンパレス。ガイアフォースが8着に敗れ、これでJRA平地GⅠの1番人気は16連敗となった。
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このメンバーで最も強いのは俺だ!! 秋の柔らかな日差しに包まれた仁川のターフを、アスクビクターモアが堂々と駆け抜けた。皐月賞5着、日本ダービー3着を糧に、ラスト1冠でつかんだGⅠ初勝利。殊勲の田辺騎手はすがすがしい表情でお立ち台に上がる。
「(有力馬として)見られている立場だったので、馬の力を信じて自分で動かしていきました。長所を生かして乗りたいと思っていて、強い競馬をしてくれました」
セイウンハーデスが最初の1000メートル通過を58秒7で引っ張るなか、離れた2番手でじっくり機をうかがう。2周目の3コーナー手前からロングスパートを開始。後続を4馬身ほど離して直線に向くと、最後は人馬とも力を振り絞り、後続の追い上げをハナ差で封じて栄冠を手にした。勝ち時計3分2秒4はコースレコード。2001年の阪神大賞典でナリタトップロードがマークした記録を21年ぶりに0秒1塗り替えた。
圧巻のパフォーマンスを引き出した鞍上は、デビュー21年目でクラシック初勝利。セントライト記念で2着に敗れたことで、どう乗るか思案していたが、この日の昼休み、田村調教師からの言葉で腹を決めた。「『馬の力は1枚も2枚も上だと思うから、思い切って行ってこい』と。負けてもいいという覚悟はできていたんですけど、迷うことなく競馬に行けました」。年始からコンビを組む相棒を信じ、16年の安田記念(ロゴタイプ)以来のGⅠ3勝目をつかんだ。
16年のNHKマイル(メジャーエンブレム)以来のGⅠ勝利だった田村調教師は「(昨年9月に)未勝利戦を勝ったときから、絶対にクラシックを取ると信じていいところまできていた。ここが勝負だと思っていたので、取れてうれしいです」と笑みを浮かべた。
次走は未定も、今後は年長勢との戦いになる。田辺騎手が「まだ成長途上で、一戦ごとにパワーアップしている」とうなずけば、田村調教師は「この馬は奥手だと思っていて、年を取って心身ともに本格化してくると思う」と今後の成長に期待を込めた。クラシック皆勤で得た菊の勲章に満足せず、貪欲により多くの勝利を求めていく。(増本隆一朗)
■アスクビクターモア 父ディープインパクト、母カルティカ、母の父レインボウクエスト。鹿毛の牡3歳。美浦・田村康仁厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は廣崎利洋HD㈱。戦績9戦4勝。獲得賞金3億4527万5000円。重賞は2022年GⅡ弥生賞ディープインパクト記念に次いで2勝目。菊花賞は田村康仁調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+勝者+より多くの」。
◆65年前と同じ…皐月賞、日本ダービーの連対馬が不在の菊花賞は、1957年以来65年ぶりだった。当時勝ったラプソデーは、くしくもアスクビクターモアと同じセントライト記念2着。歴史は繰り返された。
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