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【乗り替わり勝負度チェック!】菊花賞2022 意外性のあるタッグが互いの得意条件で大仕事をやってのける!

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【乗り替わり勝負度チェック!】菊花賞2022 意外性のあるタッグが互いの得意条件で大仕事をやってのける!

当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2019年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) さぁ、クラシック最終戦の菊花賞です。

新良(以下、新) 先週の秋華賞は、春の既成勢力が優勢という下馬評で、実際にその通りの結果になりましたが、今週は……。

編 なんと、皐月賞・ダービーの上位2頭が不在というメンバー構成になりましね。


新 春二冠の不出走組のなかにも面白そうな存在がけっこういて、予想もレースを見るのも、非常に楽しみな一戦になりました。

編 チャンスのありそうな馬も多く、予想は難解だと思いますが、そのぶんやりがいがあるのではないでしょうか。

新 そうなんですけど、意外にも乗り替わりは18頭中4頭しかおらず、選択肢が限られちゃうんですよね(苦笑)。

編 確かに、選択肢が少ないとかえって難易度は増すかもしれないですね。ただ、そんななかでも最もチャンスのある馬を指名するのが新良さんの使命です!

新 心得ております。乗り替わり馬が馬券に絡んでくれることを願いつつ、最先着馬を指名できるように頑張ります。

編 よろしくお願いします。で、結論はどの馬に?

新 結論を発表する前に、ちょっとお伝えしておきたいことがあります。昨日の富士Sの狙い目に触れた際に、ポイントとして挙げたことを覚えていますか?

編 はい。トップジョッキーが揃って非ノーザンの馬に乗っているから、混戦模様であると。要するに、ノーザン以外の馬にもチャンスは大いにあるということでした。


新 その通りです。実は菊花賞にも同じようなことが言えるんですよ。

編 そうなんですね。確かに、ノーザンファーム勢が上位人気を占めるという構図にはなっていませんね。

新 混戦を象徴しているのが、ルメール騎手の不在です。ルメール騎手は、抽選対象のインプレスにテン乗りで騎乗する予定でしたが、除外されてしまいました。出走を確定させているノーザン陣営に有力馬がいれば、なんらかの馬にルメール騎手があてがわれるのが常ですので、これはある種の異常事態と考えてもいいでしょう。

編 異常事態。だからこそ、なんでもありといったところでしょうか。

新 はい。だから私は、G1でノーザンかダノン以外に乗るのが珍しい、川田将雅騎手がテン乗りで手綱をとる⑫ヴェローナシチーに白羽の矢を立てました。

編 団野大成騎手からの乗り替わり。確かに、シチーの馬に川田騎手というのは珍しいですね。

新 これもまた、ノーザンに有力馬がいないことの証明ですよね。ダノンキングリー安田記念しかり、スターズオンアース桜花賞しかり、川田騎手がG1でノーザン以外の馬に騎乗した際は本当に怖い。ここも当然、侮ることはできないでしょう。

編 おっしゃる通り、怖いですね。ただで終わる気はしません。


新 川田騎手は阪神内回りマイスターで、2019年以降、勝率25.4%という驚異的な勝率をマークしています。2位の武豊騎手に約10ポイントの差を付けているほどですからね。この舞台では断然の存在です。

編 リーディング順位に関係なく、シンプルにこの条件ではいちばん上手いジョッキーというわけですね。

新 そういうことです。ヴェローナシチーも阪神芝ではオール馬券圏内。相手なりに走れるタイプですので、G1だからと気後れすることはないでしょう。前走は、いかにも叩き台というレースぶりでしたしね。

編 馬のキャラ的に、2着、3着はありそうですが、ここはもしかすると……。

新 長距離戦は騎手の力量差が出やすしですし、自身が菊花賞を勝っているエピファネイアの産駒という点も魅力です。

編 条件は完璧に揃った感があります。

新 川田騎手を確保した陣営は、鞍上の期待に応えるために究極の仕上げで臨んでくるはずです。ここは大仕事を成し遂げてもらいましょう。


★その他の注目乗り替わり★
阪神8R ⑨タガノタント和田竜二松山弘平
新潟10R ⑫ウェーブメジャー藤岡康太川須栄彦
阪神10R ②ゾンニッヒ菅原明良川田将雅



【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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