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【血統アナリシス】毎日王冠2022 底を見せない「ディープインパクト×Storm Cat」、ドイツに所縁ある馬も上位を賑わす

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【血統アナリシス】毎日王冠2022 底を見せない「ディープインパクト×Storm Cat」、ドイツに所縁ある馬も上位を賑わす

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は毎日王冠2022・血統予想をお届けします!


15年エイシンヒカリ、17年リアルスティール、19年ダノンキングリー、「父ディープインパクト×母の父Storm Cat」となる配合が存在感を放ち、通算でも「3-2-0-0」と申し分のない成績を残している。なお、17年においてはリアルスティールサトノアラジンで1・2着となっているため、同配合の馬で勝ちあぐねたのは21年2着ダノンキングリーくらいだろう(それでも58kgを背負いながら勝ち馬とはアタマ差の惜敗だった)。

ほか、ドイツに所縁ある血統馬も上位を賑わす傾向が見受けられ、直近2年においては20年サリオス、21年シュネルマイスターとSaldeの曾孫が勝利。つまり、続柄でいえば2頭は「はとこ」ということになる。歴代の勝ち馬では13年エイシンフラッシュもドイツ色の強い血統馬といえるだろう。

レッドベルオーブは、父ディープインパクト×母レッドファンタジア(母の父Unbridled’s Song)。父サンデーサイレンス系×母の父Unbridled系という大まかな配合に加え、2代母の父がStorm Catとなる血統構成は12年カレンブラックヒルと共通する。また、母の父でこそないものの、ディープインパクト産駒かつ母系にStorm Catを併せ持つことを評価できるだろう。とにかく引っかかる気性面が課題となっている現状だが、前走は大逃げが奏功して約1年9か月ぶりの勝利を飾ることになった。今回もまずはレースぶりに注目したい。


サリオスは、父ハーツクライ×母サロミナ(母の父Lomitas)。母は12年ディアナ賞(独オークス)の勝ち馬で、日本ではブエナビスタなどが出たドイツの名牝Schwarzgoldに遡るファミリー。本馬はすでに20年毎日王冠を制した実績があり、先述のとおり昨年の勝ち馬シュネルマイスターとも近しい間柄となる。なお、半姉サラキアも20年府中牝馬Sで重賞初制覇を果たすなど、東京芝1800mに対して高い適性を示していた。一方、父の産駒はジャスタウェイが12・13年と2年連続で2着。本馬のリピート好走にも気を配るべきだろう。


【血統予想からの注目馬】
レッドベルオーブ ③サリオス


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