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【セントライト】重賞初制覇ガイアフォースがようやく開花!


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【セントライト】重賞初制覇ガイアフォースがようやく開花!

松山騎乗の3番人気ガイアフォースが、直線の叩き合いを制して重賞初挑戦でV。菊花賞の有力候補に名乗りを上げた。父キタサンブラックもこのレースを勝っていて、レース史上5組目の父子制覇となった。2着に1番人気アスクビクターモア、3着が2番人気ローシャムパークで、この3頭が菊花賞(10月23日、阪神、GⅠ、芝3000メートル)の優先出走権を得た。




父もステップにしてGⅠ馬に羽ばたいたレースで、芦毛の新星が躍動した。1勝クラスを勝ったばかりの上がり馬ガイアフォースが、日本ダービー3着アスクビクターモアとのたたき合い。アタマ差で競り落として重賞初挑戦Vを成し遂げた。

「相手を倒しに自分から動いていきましたが、最後までよく頑張ってしのいでくれました。強い競馬をしたと思います」

松山騎手が充実の表情で振り返った。五分のスタートから、中団の外を追走。3コーナーで鞍上が促すと、抜群の手応えで外から浮上し、白熱の追い比べを制した。

これでデビューから3勝、2着2回のパーフェクト連対。春のクラシック戦線には乗れなかったが、デビュー戦では後の日本ダービー馬ドウデュースのクビ差2着と、素質の片鱗(へんりん)をみせていた。前走の国東特別では1分56秒8のコースレコードで圧勝。デビューからコンビを組み続ける松山騎手は、「けがなどもありましたが、陣営が一生懸命ここまで復帰させてくれて、素晴らしい状態で戻ってきました」と感情を込めた。

父のキタサンブラックセントライト記念を制して、続く菊花賞でGⅠ馬に。その後、GⅠ7勝の名馬となった。ガイアフォースも偉大な父の足跡をたどり、菊花賞へと駒を進める。「レース後の無事を確認して、大きいところに向かいます。(距離延長は)きょうの感じであれば、何とか力でこなしてくれるのではという期待半分、不安半分」と杉山晴調教師は口にするが、有力候補の一角に名を連ねたことは間違いない。

ドウデュース凱旋門賞挑戦のためにフランスへ。帰国後にライバルとして立ち向かうため、ガイアフォースがまずは大輪の菊の花を咲かせてみせる。(綿越亮介)

ガイアフォース 父キタサンブラック、母ナターレ、母の父クロフネ。芦毛の牡3歳。栗東・杉山晴紀厩舎所属。北海道安平町・追分ファームの生産馬。馬主はKRジャパン。戦績5戦3勝。獲得賞金7802万2000円。重賞は初勝利。セントライト記念は杉山晴紀調教師、松山弘平騎手ともに初勝利。馬名は「ガイア(ギリシャ神話に出てくる地母神)の力」。

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