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【格言から探る勝ち馬予想】セントライト記念2022「セントライトは皐月賞好走馬」


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【格言から探る勝ち馬予想】セントライト記念2022「セントライトは皐月賞好走馬」


「運動会」の季節はいつ? と問われたら皆さんはなんと答えるだろうか。小学校低学年の時、私が通っていた小学校では運動会は毎年秋、10月に行われていた。読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、そしてスポーツの秋だ。なんの違和感もなく運動会は秋に行われるものと思いこんでいたが、小学4年の時父の仕事の都合で県内の別の小学校に転校となりカルチャーショックを覚えた。なんと運動会が「春」なのだ。

今では春に運動会を行う小学校が増えたと聞くが、昔は多くの小学校で運動会が行われるのは秋だった。ものの本によれば農業国だった日本は子供も重要な労働力のうちで、稲刈りが終わり農業の閑散期となる秋でないと運動会など開催できなかったのだとか。それが次第に春にも行われるようになった理由は農業従事者が減ったこと以外に4つあるという。①残暑厳しい9月の練習が避けられる②新学期早々に行うことでクラスの結束力が生まれる③5月下旬は晴れる日が多い④運動会当日の熱中症の危険が少ない、ということらしい。

競馬の話をはよせぇっ! という罵声が聞こえてきそうだが、もう少しお付き合いを。これが実は次週メイン競走と今週紹介する格言に関係ある話なのだ。

では質問を続ける。運動会がもし春と秋の両方に行われたとしたら、その結果は変わるだろうか。


愚問は承知の上だ。運動会を1年に2回もやる理由がそもそも見当たらないし、やったところで結果が変わるかと言えば、多少は変わるとしてもたかだか5ヶ月間のことである。いくら成長早い子どもたちといえど、運動能力、それも相対的な力差はそう変わるものではない。つまり2回やっても3回やっても結果に大差はないのだ。

セントライト記念を人間の世界に当てはめれば「秋の大運動会」。そして「春の大運動会」はレースの格こそ違えど、同コース、ほぼ同距離で行われる「皐月賞」ということになる。2つのレースは歴史を遡っても非常に似通った結果を残している。そしてセントライト記念は菊花賞トライアルでもあるが、過去10年遡っても、もっともっと昔に遡っても実は本番にはあまりつながっていない悲しき前哨戦である。

さて、前置きがやんわりと本題につながったところで今週の格言を紹介しよう。

曰く「セントライト皐月賞好走馬」。

これは納得のいく読者が多いのではないだろうか。昨年こそ上位馬に皐月賞好走馬はいなかったものの、一昨年の2着馬サトノフラッグ皐月賞5着だし、3着馬のガロアクリーク皐月賞も3着だった。更に2018年勝ち馬ジェネラーレウーノ皐月賞3着で、2017年の2着馬アルアイン皐月賞馬だ。
 
今年のメンバーを見渡すと、うってつけの馬が一頭いる。アスクビクターモアだ。実はこの馬にはもう一つ「ダービー3着馬は出世しない」という別の格言も当てはまる。皐月賞5着、ダービー3着という着順から考えて、同馬はG1では一歩足りない実力と思われる。ここが勝負だ。
 
(文:のら~り)

このニュースへのコメント

BlackMac|2022年9月15日 14:52 ナイス! (1)

のら~りさん、ご明察です。
ホワイトストーン懐かしいですね。
タマモクロスに続くシービークロスの傑作かと期待したように思います。
ダービー3着からセントライト記念を勝ち、菊花賞本番では残念ながら当時無名?のメジロマックイーンに敗れて2着でしたね。
結局その菊花賞がG1に最も近づいたレースでした。
マックイーンと同期だったのが不運としかいいようがないでしょうか。

私が書いたのはハーバーヤングという馬です。
二十代の岡部幸雄騎手が乗っていたハーバーヤングは、結局G1級(八大競走)のレースは天皇賞秋(当時は3200)での2着が最高成績でした。この天皇賞を制したアイフルは、この年の後半だけ輝いた差し馬でした。有馬記念では3歳(当時表記では4歳)のトウショウボーイ・テンポイントに完敗しました。
ハーバーヤングは、カブラヤオー・イシノアラシらと同期というのも不運でしたが、一期下がテンポイント・トウショウボーイ・グリーングラス世代で、G1級の長距離レースを総なめされてしまったのがG1を取れなかった最大の要因でしょう。

アスクビクターモアも菊花賞が千載一遇のチャンスかもしれません。
今回の中山2200の舞台では、前日同舞台の稍重馬場で良馬場の皐月賞アスクビクターモアの走破タイムと遜色ないローシャムパークの方が強そうなので、ここは負けておいて本番菊花賞でダービー3着馬の呪いを解いてほしいものです。

のら〜り|2022年9月14日 17:06 ナイス! (0)

Black Macさん、コメントありがとうございます。「ダービー3着馬は出世しない」と言いますが、歴史を振り返ると「皐月賞馬以外のダービー3着馬は出世しない」が正解なのだろうと個人的には考えています。過去には人気のあったホワイトストーンなどもその一頭で、日本ダービーで3着していた馬をズラリ並べてみると、不思議なくらい本当に出世していません。(G2、G3までの勝ち馬は結構出ていますが…)ご指摘の皐月賞6着馬がどの馬かは分からないのですが、恐らく生涯成績を見てもG1には届いていないのではないかと推察します。菊花賞含め、予想が当たると良いですね!

BlackMac|2022年9月14日 12:57 ナイス! (1)

私が小学生の頃は春は小運動会、秋は大運動会が行われておりました。
閑話休題
私が馬券が買えるようになったころ、皐月賞6着、ダービー3着でセントライト記念を迎えた馬がおりました。
この馬はセントライト記念は1番人気で2着、本番菊花賞は3着でした。
この年セントライト記念を勝った馬は、菊花賞は4着でしたがこの年の有馬記念を制しました。
そしてこの年菊花賞を勝ったのは、セントライト記念3着馬でした。
歴史は繰り返すと申します。
格言もいわば繰り返す歴史が生み出したもの。
アスクビクターモアはセントライト記念1番人気で2着になるのでしょうか?
それとも・・・

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