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今週から関西エリアの舞台は阪神から小倉に替わる。開幕週のメインは、サマースプリントシリーズ第2戦のCBC賞で、注目は3歳牝馬のアネゴハダ。2勝クラスを勝ったばかりだが、状態の良さと49キロのハンデを生かせば、夏のヒロインに躍り出るチャンスは十分だ。
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全休日の27日。早朝から栗東トレセンは、ギラギラとまぶしい日差しが降り注いでいた。〝夏競馬は格よりもデキ〟という格言もあり、まずは果敢に格上挑戦するアネゴハダのもとを訪ねた。
「順調にきています。カイバ食いも減っていないし、春に比べたら体調はいい。少しずつ大人になってきていますね」
稲葉助手が柔らかい口調で話してくれた。前走は由比ヶ浜特別を快勝。2勝クラスとはいえ、初の年長馬との対戦で、上がり3ハロン33秒4を使い、後続に3馬身差。しかも勝ち時計の1分20秒1は、今年の3回東京開催の芝1400メートルで行われたレースで最速だった。
体調面はいうことなし。23日の栗東坂路での1週前追い切りでは、藤懸騎手を背に馬なりで4ハロン50秒9-12秒1。自己ベストを0秒6更新し、同助手は「ジョッキーが軽いのもあったけど、楽そうな感じで軽快に動きました。具合がいいんだろうね」と解説した。
小倉1200メートルは小倉2歳S(3着)で経験済み。今回は相手がグンと強くなるが、ハンデは49キロ。57キロでハンデ頭のタイセイビジョンとは8キロの差があり、一発があっても不思議ではない。
「(気性的に)おとなしくなってきたし、(馬体的にも)全体的に筋肉が付いてきました。ハンデに恵まれるのはプラスですね」と同助手。昨年は3歳のピクシーナイトが2着になり、これをステップにスプリンターズS勝ちへと羽ばたいた。今年はアネゴハダが秋への野望を胸に秘めて年長馬の壁に挑む。(増本隆一朗)
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