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【宝塚記念】2022年上半期の総決算!グランプリレースの注目点

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【宝塚記念】2022年上半期の総決算!グランプリレースの注目点

オグリキャップを上回る歴代最多の得票数 ファン投票1位はタイトルホルダー

6月26日、阪神競馬場では上半期最後のJRA・GIとなる宝塚記念(GI)が実施される。今年の宝塚記念ファン投票1位はタイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)だったが、同馬の得票数は19万1394票で、1990年オグリキャップの15万2016票を4万票近く上回る歴代最多得票数となった。また、ファン投票2位のエフフォーリアも18万8525票を集め、歴代2位の得票数を記録している。

今年の宝塚記念には、GI2勝馬のタイトルホルダー、GI3勝馬のエフフォーリアをはじめ、今年の大阪杯(GI)を制したポタジェ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)、2020年の牝馬3冠馬デアリングタクト(牝5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、3月に海外GIのドバイターフ(UAE)を制したパンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)とGI馬5頭が参戦する予定だが、上半期を締めくくるドリームレースはどのような結果になるだろうか。

★3つ目のGIタイトル獲得なるか 天皇賞・春を7馬身差で制したタイトルホルダー


ファン投票1位のタイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)が3つ目のGIタイトル獲得を目指す。同馬は、昨年の菊花賞(GI)では2着馬に5馬身差、前走の天皇賞・春(GI)では2着馬に7馬身差をつけて逃げ切り、阪神競馬場でGI2勝を挙げている。グレード制を導入した1984年以降の宝塚記念では、同年の天皇賞・春優勝馬は21戦6勝、2着4回(勝率.286、連対率.476、前年の菊花賞馬は13戦6勝、2着1回(勝率.462、連対率.538)という成績を挙げているが、タイトルホルダーはファン投票1位の支持に応え、GI連勝を遂げることができるだろうか。なお、宝塚記念にはタイトルホルダーの姉メロディーレーン(牝6歳、栗東・森田直行厩舎)も登録している。同きょうだいは過去2回対戦していずれも弟のタイトルホルダーが先着しているが、今回はどのような結果になるだろうか。

★捲土重来を期す昨年のJRA賞年度代表馬 ドリームレースV2を狙うエフフォーリア

ファン投票2位のエフフォーリア(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)は、今年初戦の大阪杯(GI)で9着に敗れており、宝塚記念(GI)での巻き返しなるか注目される。同馬は昨年、皐月賞天皇賞・秋有馬記念とGI3勝を挙げ、JRA賞年度代表馬に輝いた。前年の年度代表馬は宝塚記念で15戦6勝、2着2回(勝率.400、連対率.533)という成績を挙げているが、エフフォーリアは今年2戦目で昨年の年度代表馬の実力を示すことができるだろうか。Vなら、出走馬をファン投票によって決めるドリームレースの宝塚記念&有馬記念双方制覇は史上16頭目となる。

★阪神で4戦3勝、2着1回の好成績 大阪杯でGI初制覇を遂げたポタジェ

ファン投票4位のポタジェ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が、GI連勝を狙う。同馬は阪神で4戦3勝、2着1回という成績を挙げており、前走の大阪杯(GI)では前年の覇者レイパパレや、前年のJRA賞年度代表馬エフフォーリアなどを破ってGI初制覇を遂げている。ファン投票4位の馬が宝塚記念を勝てば、1981年のカツアール以来41年ぶり3頭目となるが、ポタジェは再び阪神でGIタイトルを手にすることができるだろうか。

ポタジェを管理する友道調教師は今年、大阪杯に加え日本ダービー(GI)を制している。上半期にJRA・GI3勝を挙げた調教師は、グレード制を導入した1984年以降では松田国英元調教師(2004年)、安田隆行調教師(2013年)、堀宣行調教師(2015年)、矢作芳人調教師(2020年)の4名だが、友道調教師は今年3度目のJRA・GI制覇を遂げることができるだろうか。なお、ポタジェに騎乗予定の吉田隼人騎手、同馬を所有する金子真人ホールディングス(株)も今年のJRA・GIで2勝を挙げている。

★長期休養明け2戦目で復活Vなるか 2020年の牝馬三冠馬デアリングタクト

デアリングタクト(牝5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、デビューから5連勝で2020年に牝馬3冠を制したが、その後は勝利から遠ざかっている。同馬は昨年のクイーンエリザベスII世C(香港)3着の後に1年を超える長期の休養に入り、復帰初戦となった前走のヴィクトリアマイル(GI)では6着だったが、休養明け2戦目となる宝塚記念(GI)で復活の勝利を挙げるととができるだろうか。


宝塚記念では2019年にリスグラシューが勝ち、2020、21年にはクロノジェネシスが連覇を遂げ、牝馬が3連勝中。今年の宝塚記念にはデアリングタクトの他にウインマリリン(牝5歳、美浦・手塚貴久厩舎)、メロディーレーン(牝6歳、栗東・森田直行厩舎)が出走する予定だが、今年の牝馬3頭はどのような走りを見せるだろうか。なお、デアリングタクトには松山弘平騎手、ウインマリリンには松岡正海騎手、メロディーレーンには宝塚記念初騎乗となる団野大成騎手が騎乗する予定となっている。

★今年、海外で勝利を挙げた3頭が参戦 パンサラッサステイフーリッシュ、オーソリティ

ドバイターフ(UAE)で海外GI制覇を遂げたパンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)、レッドシーターフH(サウジアラビア)→ドバイゴールドC(UAE)と海外重賞を連勝したステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎)、ネオムターフC(サウジアラビア)1着→ドバイシーマクラシック(UAE)3着という成績を残したオーソリティ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)は、宝塚記念(GI)が帰国初戦となる。宝塚記念では2007年アドマイヤムーン、2019年リスグラシュー、2021年クロノジェネシスの3頭が海外遠征からの帰国初戦で勝利を挙げているが、上半期に海外で活躍を見せた3頭はどのような走りを見せるだろうか。なお、パンサラッサには吉田豊騎手、ステイフーリッシュには坂井瑠星騎手、オーソリティにはC・ルメール騎手が騎乗予定となっており、オーソリティが勝てばルメール騎手は内藤繁春元騎手(1966、67年)以来、55年ぶり2人目の宝塚記念連覇となる。



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