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【宝塚記念】タイトルホルダー 前走以上の状態でファン投票1位に応える
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天皇賞・春を7馬身差で逃げ切ったタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)が、順調な仕上がりをアピールした。美浦Wコースでアムールマルルー(1勝)を6馬身ほど追いかけてスタート。リラックスした走りで徐々にペースを上げ、直線では僚馬に追いつくことなくフィニッシュしたが、馬なりで6ハロン80秒9―11秒9と上々のタイムをマークした。
横山和騎手は「ペースメーカーを作ってもらって感触を確かめました。乗っていて何の不安もないですね。前走よりデキは良くなっているし、精神的にも良くなっていると思います」と好感触。栗田調教師も「後ろでよく我慢できていた。本当に安定していますね。体も気持ちも天皇賞より上があるかなと思っていたけど、具合はかなり良さそう」と目を細めた。
ファン投票では堂々の1位。19万1394票は1990年のオグリキャップ(15万2016票)を抜き、歴代トップの記録を樹立した。ジョッキーは「これだけ愛されている馬と大一番を迎えられるのはなかなかできないこと。ありがたいです」と感謝を胸に挑む。
結果次第では凱旋門賞への遠征も視野に。6年前に2着に敗れたあと、左前脚の故障が判明し、凱旋門賞挑戦を断念した父ドゥラメンテの無念を晴らし、いざ世界のひのき舞台へと飛翔する。
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