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【NHKマイルC BLOOD】実直なダイワメジャー産駒のマテンロウオリオン
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大型連休も最終盤。別にどこにも出かけていないので、費用を補填する必要はないが、馬券を当てて次に遊びに行く際の資金としておきたい。
3歳マイル王決定戦の本命はマテンロウオリオン。対抗はセリフォス。いずれもダイワメジャー(DM)産駒だ。
DMは割と当たり産駒が出る年が偏るので2頭を上位に並べたことに問題はないが、格では重賞2勝、2歳GⅠ2着の◯が上なのは確かだ。その評価を逆転させたのは血統による部分が大きい。
SS系のなかでもマイル前後を得意とするDM産駒は、父が新馬戦のパドックで寝転ぶなど奔放だったのとは異なり真面目なタイプが多い。実直に手順を踏んで次の課題をクリアしていく堅いサラリーマン(今やいない?)のようなタイプだ。
それを考えるなら、近年トレンドの2歳GⅠからのぶっつけよりは手順を踏んだTR好走の◎を上位にみたい。◯は手順をすっ飛ばした分、割り引いた。◎の前走・ニュージーランドTは外に出して突き抜けるかのごとく迫りながら、最後は差し返される惜敗。DM産駒の本流なら、これを学んで本番に生かせるはずだ。最内枠に入ったが、鞍上もこの特徴や前走で測った脚を踏まえた乗り方をしてくるだろう。
もちろん母系の差もある。ややスピードタイプの◯の母系よりも、トニービンの入る◎の母系のほうが好感。オークス馬の祖母レディパステルからはまだそれほどの活躍馬は出ていないが、そろそろGⅠを勝てるような馬が出てきてもいい。
▲はダンテスヴュー。皐月賞も期待したが、いいところはなかった。だが父は当レースとダービーで変則2冠を決めたキングカメハメハだし、母父はクロフネを出したフレンチデピュティ。母クロウキャニオンはマウントシャスタ以降、年明けから春の3歳重賞で活躍できる馬をズラリ出し続けている。勝つまではどうかだが、前走がいい息抜きになっていれば好走確率は高い。
△△にジャングロ。サザンヘイロー直仔モアザンレディー×ブロードブラッシュの血統構成からはマイルはやや長い感じ。舞台が府中に替わってどうか。ただ母グッバイストレンジャーは4代前にチェロキーローズ×セコイアという全きょうだいのクロスを持ち、こういう牝馬のかけ合わせを持つ馬は爆発力を秘めている。(夕刊フジ)
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