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【大阪杯】ポタジェ大金星!GIで重賞初V
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春のGⅠはまたも波乱の決着だ。好位で運んだ8番人気のポタジェが、ゴール前の大接戦を制してGⅠで重賞初勝利。父母ともGⅠウイナーの良血がついに開化した。2着は連覇を狙った3番人気のレイパパレ、3着は7番人気のアリーヴォ。1番人気で昨年の年度代表馬エフフォーリアは見せ場のない9着で、キャリア8戦目で初の着外に沈んだ。3連単は53万7590円だった。
レース直前に降り出した雨は波乱の前兆だった。ゴール前の激しい叩き合いを、クビ差で制したポタジェがGⅠ初制覇。昨年の年度代表馬エフフォーリアなど強敵を倒す大金星に、吉田隼騎手はガッツポーズを繰り返して雄たけびを上げた。
「強い馬が相手だったんですけど、『一発狙ってやるぞ』と思っていたのでうれしいです」
プラン通り、会心の騎乗だった。前走の金鯱賞はポタジェのリズムを重視して後方からになったため、軽く仕掛けて道中は好位5番手で流れに乗った。「いい枠を引いてますし、ある程度、ポジションを取りたいな、と。エフフォーリアの後ろだと分が悪いと思っていたので」。5連勝中のジャックドールが引っ張る前半1000メートル通過が58秒8というハイペースの中、手応え十分に直線へ。右ムチで鼓舞しながら急坂を駆け上がると、連覇を狙うレイパパレに必死に食らいついた。内から先に抜け出したGⅠウイナーをかわし、外から迫るアリーヴォの追い上げを振り切ったところがゴール。前週の高松宮記念に続いて単勝8番人気の伏兵が、初めての重賞タイトルをGⅠの舞台で勝ち取った。
これまで重賞で2着1回、3着2回と善戦していたが、もうひと押しが利かなかった。だが、陣営には覚醒の予感があった。友道調教師は「(前走後に)走るフォームが柔らかくなって、体質面も強くなってきた」と証言。米GⅠ6勝のジンジャーパンチを母に持つディープインパクト産駒が、満開の桜のもとで見事に開花した。
「もう一段階、ギアが上がるようになれば、もっともっと上に行ける馬だと思う。これからが楽しみです」
次走は未定ながら、吉田隼騎手はさらなる成長に期待を寄せた。大阪春の陣で番狂わせを起こし、一気に名を上げたポタジェ。善戦キャラの殻を破った5歳の台頭で、芝中距離路線が俄然(がぜん)面白くなってきた。(長田良三)
■ポタジェ 父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、母の父オーサムアゲイン。鹿毛の牡5歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス㈱。戦績15戦6勝。獲得賞金3億6282万6000円。重賞は初勝利。大阪杯は友道康夫調教師、吉田隼人騎手ともに初勝利。馬名は「家庭菜園(仏)」。
★売り上げ、入場者数…大阪杯の売り上げは187億366万7900円で前年比114・9%とアップ。入場者数は8477人(うち有料入場8031人)だった。
◆吉田隼人騎手 3回目の騎乗で初勝利。これまでは昨年(ワグネリアン)の12着が最高着順。JRA・GⅠは昨年の桜花賞(ソダシ)以来の通算4勝目。これで2020年から3年連続のJRA・GⅠ勝利。
◆友道康夫調教師 延べ12頭の出走で初勝利。これまでは19年(ワグネリアン)の3着が最高。JRA・GⅠは昨年の朝日杯FS(ドウデュース)以来の通算15勝目。
◆ディープインパクト産駒 昨年(レイパパレ)に続く6勝目。これで11年から12年連続でのJRA・GⅠ勝利となった。
◆馬主・金子真人ホールディングス㈱(金子真人氏名義含む) 延べ9頭の出走で初勝利。これまでは19年(ワグネリアン)の3着が最高着順。JRA・GⅠは昨年の秋華賞(アカイトリノムスメ)以来の通算31勝目。
◆生産者・ノーザンファーム JRA・GⅠは昨年のホープフルS(キラーアビリティ)以来の通算174勝目(他にJ・GⅠを3勝)。
◆最高払戻金額の更新 以下の式別で同レースの最高払戻金額を更新した。単勝⑧5870円、複勝⑨1240円、ワイド⑧―⑨7110円、馬単⑧→⑭3万9360円、3連複⑧―⑨―⑭5万990円、3連単⑧→⑭→⑨53万7590円。
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