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松山騎乗で3番人気のダノンベルーガが馬場の外めを豪快に伸びて差し切り。昨年は年度代表馬エフフォーリアが制したクラシックの登竜門をキャリア2戦目で制し、今後さらなる飛躍が期待される。1番人気のジオグリフが2着。逃げた8番人気ビーアストニッシドが3着に入った。
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冷たい雨の中、真打ちが静かに、鮮烈にベールを脱いだ。年度代表馬に上り詰めた昨年のエフフォーリアも歩んだ名馬への登竜門。稍重のタフな戦いを制したのは、キャリア2戦目のダノンベルーガだ。中団追走からラスト3ハロン33秒7の末脚で直線一閃。2着ジオグリフ以下を子供扱いするかのように、馬場の半ばを豪快に突き抜けた。
「この重い馬場ですごくいい脚を使ってくれた。すごいものを持っている」
その強さに、あっけに取られたムードすら漂う検量室前。冷静沈着な勝負師・松山騎手が繰り返した“すごい”というシンプルな言葉に底知れぬスケールがにじみ出る。「返し馬の雰囲気が良かったし、スタートも良くて、前に人気馬を見ながら進むことができた。しっかりタメが利いて、最後はいい反応で突き抜けてしまった。前走で石橋騎手がレースを教えていてくれたので、僕はつかまっているだけでした」と賛辞の言葉が続く。
2015年リアルスティール以来、2頭目となる最少キャリアV。過去10年だけでも、実に7頭の勝ち馬がのちにGIを制しているスーパー出世レースをポテンシャルの違いで押し切ったが、洗練されたレースぶりは格上感すら感じさせ、鞍上の“つかまっているだけ”という表現もオーバーに思えぬほどだ。ドウデュース(朝日杯FS)、マテンロウレオ(きさらぎ賞)など現3歳世代が当たり年といわれるハーツクライ産駒に、究極のビンテージホースが誕生したといえるだろう。
今後のローテーションは未定だが「良馬場ならもっといいパフォーマンスができるはず。まだまだ成長できる馬だし、大きい舞台に行っても楽しみな馬だと思います」と松山騎手はクラシック戦線での活躍にもきっぱりと太鼓判を押した。真冬の肌寒さが残る府中の杜で、大器が華やかなる春を鮮明に浮かび上がらせた。(内海裕介)
■ダノンベルーガ 父ハーツクライ、母コーステッド、母の父ティズウェイ。鹿毛の牡3歳。美浦・堀宣行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(株)ダノックス。戦績2戦2勝。獲得賞金4741万3000円。重賞は初勝利。共同通信杯は堀宣行調教師、松山弘平騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+クジラ目の哺乳類」。
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