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中央競馬ニュース
今週の中京メインで、きさらぎ賞が行われる。クラシックの登竜門として名高いレースで、注目は新馬勝ち直後のフォースクエアだ。３カ月の充電を経て、着実にパワーアップ。過去４勝の池江厩舎が、今年も好素材を送り込む。
春のクラシック戦線を夢見て、未完の大器が出陣だ。１０月１６日阪神の新馬戦を勝ったあと、成長促進のため間隔をあけていたフォースクエアが満を持して戦列に復帰する。
「状態はいいですね。体がしっかりしてきましたし、ひと回り大きくなった感じがします。線の細さがマシになってきました」
全休明けの火曜朝、星井助手が近況を伝えた。１月１２日に帰厩したあとは順調に日々を過ごしている。２７日の１週前追い切りは、坂路の併せ馬で４ハロン５２秒１。「『これで動けるんじゃないかな』と騎乗した池添騎手も言ってくれましたからね」と同助手。また１日には坂路で４ハロン６３秒５を出し、「馬に囲まれましたが行きたがる感じもなく、折り合っていました」と続けた。
新馬戦については、出遅れて位置を取りにいったため力むところがあったが、直線ではしぶとく伸びて後続をクビ差振り切った。粗削りな面はあったものの、池江調教師は「ゲートの出が悪かったけど、（池添）ジョッキーが機転を利かせて、途中で位置を上げたのが勝因だった」と振り返る。
池江厩舎は、きさらぎ賞で最多の４勝を挙げている。２０１６年のサトノダイヤモンドは菊花賞、有馬記念を勝ち、１１年３着のオルフェーヴルは３冠馬になるなど、この戦いを飛躍の足場にしてきた。
「乗りやすいですし、操縦性も高いですからね。しまいのスピードも良く、追ってからの反応もいい。偉大な先輩に続いてほしいです」と星井助手は力を込める。重賞とはいえ、１勝馬が主体となるメンバー構成。シルクロードＳでメイケイエールを復活Ｖに導いた池添騎手の手綱さばきに、今週も期待がかかる。 （長田良三）
★きさらぎ賞の特別登録馬（想定騎手入り）はこちら 調教タイムも掲載
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