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【東海S】豪脚スワーヴアラミス3年連続の重賞V


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【東海S】豪脚スワーヴアラミス3年連続の重賞V

 松田騎乗で7番人気のスワーヴアラミスが、中団追走から鮮やかに差し切った。7歳にして進化を示す重賞3勝目。優先出走権を得たフェブラリーS(2月20日、東京、GI、ダ1600メートル)の出否は未定も、さらなるビッグタイトルを狙う。2着に1番人気のオーヴェルニュ、3着に3番人気のブルベアイリーデが入った。

 小雨が降るなか、スワーヴアラミスが豪快に突き抜けた。引き揚げてきた松田騎手は開口一番「めっちゃうれしい」と喜びを爆発させ、須貝調教師とガッチリ握手。これまで重賞はGIII3勝で、デビュー26年目で初めてGII勝利を挙げた鞍上が白い歯を見せた。

 「馬が去年の夏から一戦ごとに成長してくれているのをすごく感じました。最後は『頼む、伸びてくれ!!』と思って、ただ必死に追いました」

 スタート後は押していったが、昨春から9戦連続で手綱を取る相棒の気持ちをくんで中団に控えた。「いつも砂をかぶって進んで行きにくいところがあるんですけど、前回くらいから砂をかぶっても平気な感じになってきた」。馬群でじっくり運んで脚をためて直線に向くと、じわじわ外に持ち出してスパート。メンバー最速タイの上がり3ハロン37秒2を駆使して一完歩ずつ前との差を詰め、内で抜け出していた1番人気のオーヴェルニュを半馬身差で捕らえた。

 成長力があるハーツクライ産駒らしく、7歳を迎えても進化し続けている。2020年マーチS、21年エルムSに次ぐ3年連続の重賞V。若い頃は後肢が緩く、気難しい面もあったが、昨夏から心身ともに成長して充実期に入った。須貝調教師は「後肢がしっかりしてきたことが最後の伸びにつながったと思う。この年になってようやくしっかりしたね。馬混みに入ってもついていけて、直線はいい脚を使ってくれた。価値ある1勝だったんじゃないかな」とうなずいた。

 松田騎手は「こういう形でレースができたのは収穫で、馬も成長してくれているのですごくうれしいです」と結んだ。陣営は初めてのマイル戦になるフェブラリーS参戦について明言しなかったが、レースの幅と選択肢は広がった。GIの舞台で遅咲きの血を開花させる日は近い。 (長田良三)

スワーヴアラミス 父ハーツクライ、母ベイトゥベイ、母の父スライゴーベイ。鹿毛の牡7歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬。馬主は(株)NICKS。戦績30戦9勝(うち地方1戦0勝)。獲得賞金2億7252万円(うち地方294万円)。重賞は2020年GIIIマーチS、21年エルムSに次いで3勝目。東海S須貝尚介調教師、松田大作騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+物語の登場人物名より」。

★23日中京11R「東海S」の着順&払い戻しはこちら

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