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【血統アナリシス】朝日杯FS2021 昨年はレコード決着で非サンデーサイレンス系のワンツー、勝ち馬の多くがデインヒルの血を引くことにも注目

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【血統アナリシス】朝日杯FS2021 昨年はレコード決着で非サンデーサイレンス系のワンツー、勝ち馬の多くがデインヒルの血を引くことにも注目

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は朝日杯フューチュリティステークス2021・血統予想をお届けします!


昨年はFrankel産駒の7番人気グレナディアガーズが2歳コースレコードを更新する1分32秒3のタイムで勝利。阪神芝1600mに舞台を移してからサンデーサイレンスの血を全く引かない馬の勝利、ひいては連対も初めてのことだった。

また、近年はデインヒルの血脈を持つ馬の好走が目立ち、勝ち馬においては16年サトノアレス、17年ダノンプレミアム、19年サリオス、20年グレナディアガーズが該当。ほか、欧州色の強いタイプも存在感を示しており、昨年もFrankel産駒のグレナディアガーズ、バゴ産駒のステラヴェローチェの2頭でワンツー決着を果たしている。

オタルエバーは、父リオンディーズ×母ルージュクール(母の父Redoute’s Choice)。父は15年朝日杯フューチュリティSの勝ち馬で、エピファネイアの半弟、サートゥルナーリアの半兄にあたる良血。近年は距離延長で臨む馬が台頭しており、一昨年には同じキングカメハメハ直系のグランレイが14番人気3着と大駆け。今年のメンバーのなかでは唯一デインヒルの血を引く馬という意味でも大いに注目してみたい。


セリフォスは、父ダイワメジャー×母シーフロント(母の父Le Havre)。デイリー杯2歳Sを勝って臨むダイワメジャー産駒というと18年の勝ち馬アドマイヤマーズを想起させるが、同馬とは母系にGlorious Songの血を引くという共通点があり、2歳離れしたレースセンスのよさにも通ずるものがある。また、母の父Blushing Groom系との配合からは16年3着ボンセルヴィーソが出た。気性面に課題がある血統でもあるため、当日のテンションの高さには気を配りたい。

アルナシームは、父モーリス×母ジュベルアリ(母の父ディープインパクト)。父系祖父スクリーンヒーローは18年2着クリノガウディーを出しているが、その父グラスワンダーは97年朝日杯3歳Sの勝ち馬。また、グラスワンダーは母Amerifloraがデインヒルと相似な血統構成であることにも注目したい。本馬はアルアインシャフリヤールの甥にあたる血統馬でもあり、折り合いを欠いた前走内容からも距離を詰める臨戦で見直したい。


【血統予想からの注目馬】
オタルエバー ④セリフォス ③アルナシーム


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