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【全日本２歳優駿】ドライスタウトが人気に応え完勝
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１２月１５日の川崎１１Ｒで行われた第７２回全日本２歳優駿（２歳オープン、定量、交流ＧＩ、ダート１６００メートル、１４頭立て、１着賞金＝４２００万円）は、戸崎圭太騎手騎乗で１番人気に支持されたドライスタウト（牡、栗東・牧浦充徳厩舎）が道中２番手追走から勝負どころの３、４コーナーで先頭に立つと、最後の直線で後続を突き放して完勝。デビュー３連勝で初ＧＩタイトルを獲得した。タイムは１分３９秒２（稍重）。
２馬身１／２差の２着に好位から伸びたコンバスチョン（３番人気）が入線し、さらに５馬身差の３着には伏兵プライルード（１１番人気）が食い込んだ。
◆戸崎圭太騎手（１着 ドライスタウト）「今日はこの馬とともにＧＩを獲りに来たので、勝てて嬉しく思います。飛びが大きい馬ですし距離も心配でしたが、能力があると信じて自信を持って乗りました。結果、心配することなく、強い競馬をしてくれました。どこからでも走れる強味があるので、スタートを普通に出て、周りを見ながらと思っていました。スムーズで良かったと思います。手応え十分でしたし、追ってからの反応もよく、いい走りをみせてくれました。まだ３戦ですが、いい内容で勝ってきているので、今後が楽しみです」
◆牧浦充徳調教師「中央馬の補欠１番手で、出られるか危うい状況でしたが、運よく出ることができて、よく頑張ってくれたと思います。１２００ｍ、１４００ｍと距離を延ばして、一戦一戦勝ち上がってきてくれましたし、この距離もこなしてくれると思っていました。伸びしろがある馬なので、まだまだ強くなってくれると思います。今後、中央はダートのレースが限られてくるので、馬の状態を見極めながら、中央・地方を問わず、狙えるところを狙っていきたいと思います。ドンフォルティス（１７年の全日本２歳優駿で２着惜敗）で悔しい思いをしたので、今回は嬉しく思います」
全日本２歳優駿を勝ったドライスタウトは、父シニスターミニスター、母マストバイアイテム、母の父アフリートという血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、馬主は（株）ＹＧＧホースクラブ。通算成績は３戦３勝（うち地方１戦１勝）。重賞初制覇。全日本２歳優駿は管理する牧浦充徳調教師は初勝利、騎乗した戸崎圭太騎手は１５年サウンドスカイに次いで２勝目。
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