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【ジャパンC】金曜日の陣営

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【ジャパンC】金曜日の陣営

(3)ブルーム

 16年ぶりの外国馬Vへ向け、ブルームは僚馬ジャパンとともに東京競馬場ダートコースでインターバル2本追いを敢行した。

 ブルームが前、1馬身後ろにジャパンの隊列で左回りで加速し、5ハロン75秒2-14秒3をマーク。その後にダクを踏んだ後に、再び併せ馬でペースを上げ6ハロン84秒8-13秒3で引き揚げた。

 競馬学校から前日に移動したばかりで意欲的なメニューを消化。「本国と同じパターンです。輸送慣れしているし、とてもハッピーな状態」とキーティング助手は満足げ。「コントレイルは危険なライバルだしダービー馬も強いけど、その他の馬とは同等だと思う。速い馬場は問題ないし、いい枠(〔2〕枠(3)番)も当たったから、うまくレースを展開できる」とBCターフ(2着)以上のパフォーマンスを期待する。

(18)ジャパン

 ジャパンも気配は上昇している。インターバル2本目に6ハロン85秒0-13秒5。走りに集中力が感じられ、力強さが増した。「ジャパンはジャパンに来られてハッピーなんじゃないかな。2頭ともいい状態だけど、とりわけジャパンにはこの上ない感触を感じている」とキーティング助手。「この馬のレーススタイルに東京競馬場は合っていると思うし、芝も問題ないと思う。枠(〔8〕枠(18)番)は理想的じゃないが、この馬はスピードがあるのでいい位置を取れるはず。武豊騎手は伝説的な騎手で世界のトップのひとり。ジャパンCをジャパンで勝つのがわれわれの理想だよ」とJC歴代最多の4勝を誇る名手の手綱に夢を託す。

(6)グランドグローリー

 グランドグローリーはダートコースを左回りでハッキングし、続いて右回りで軽いキャンターを消化した。左右両回りで運動するのは来日後のパターン。終始落ち着いているのは、今回が欧州外への初遠征だけにプラス材料だ。

 「武器はメンタルの強さ。広い東京の馬場へ移ったことで最初はストレスを感じたようですが調教が終わるころには落ち着きを取り戻していました」とデュモン助手。「どんな馬場でも走れるので軽い馬場はデメリットにはなりませんね。引退レースでジャパンCに参戦できるのは夢のよう。枠順(〔3〕枠(6)番)も調教師が喜んでいましたし、5着以内を目指したい」とラストランで上位進出を狙う。

 ◇

(2)コントレイル

 昨年の無敗3冠馬コントレイルは有終の美を飾るべく、栗東坂路で4ハロン61秒0-14秒7。落ち着いた様子で軽やかに駆け上がり、気配の良さをアピールした。見届けた矢作調教師は「いい動きだったと思います。感慨深いものがありましたね」と栗東での最終調整に目を細め、「無事に終わってなによりです。目に焼き付けておきました。言うことなしです」と力を込めた。

 手綱を取った金羅助手も「無事に終わってよかったですね。本当にそれだけです。(感触は)よかったです」と順調ぶりを強調した。

 ◇

(1)ムイトオブリガード

 栗東坂路をゆったりと駆け上がった。角田調教師は「具合はいいし、年齢も年齢(7歳)なので、前走と同じくらいの体重で出走すると思う。今回の方が流れに乗りやすいし、あとはジョッキーに任せる」と話した。

(4)シャフリヤール

 栗東CWコースで軽く汗を流した。藤原英調教師は「体重も含めて予定通りにきている。輸送は(ダービーで)乗り越えているし、気がある(強い)馬だが大丈夫。枠もよく東京の2400メートルもいい」と力を込めた。

(5)キセキ

 栗東の角馬場でハッキングから坂路へ。大きなフットワークで駆け上がった。辻野調教師は「きっちりと自分で体を作る馬なので、前走と同じぐらいの馬体重になると思います。心配していません」とうなずいた。

(7)オーソリティ

 アルゼンチン共和国杯連覇の4歳馬は美浦坂路を4ハロン61秒5で気分良く上がった後、南馬場のダートを軽く周回した。「追い切った後もトラブルなく調整できている。健康な状態で競馬に持っていきたい」と木村調教師。

(8)ウインドジャマー

 25日に東京競馬場へ移動。26日はダートコースをダク~キャンターで2周した。「厩舎の9頭で入厩。それもあって落ち着いているし、力は出せる状態です。未勝利時とは馬が違うけど、相手も違うので」と千島助手。

(9)アリストテレス

 軽やかなフットワークで登坂。前走の京都大賞典2着から好調をキープしている。蛭田助手は「いつも通りでしたね。素軽い感じ。距離は2400メートル、2500メートルぐらいがあっていると思います」と笑みを浮かべた。

(10)ロードマイウェイ

 栗東坂路を小気味よく駆け上がった。杉山晴調教師は「追い切ったあとも順調。状態はいいし、枠も真ん中の偶数でほしいと思っていたところ。ジョッキーもいいイメージを持っているので、あとは任せます」と語った。

(11)シャドウディーヴァ

 府中牝馬Sを制した5歳牝馬は、美浦の南ダートを1周した後、坂路を4ハロン64秒4で上がった。「いつもの厩舎のメニュー。前走あたりからトモ(後肢)に丸みが出て見るからに良くなっています」と田中助手。

(12)サンレイポケット

 栗東CWコースで調整。調教後の馬体重はプラス14キロだが、「1週間のリフレッシュ放牧で気持ちにも余裕。それが体重にも表れていますが、自分で体を作るので若干のプラスで出走すると思います」と高橋忠調教師。

(13)モズベッロ

 角馬場での調整にとどめ、栗東での調整を終えた。森田調教師は「(間隔を)詰めて使っていますから」と意図を説明。「徐々にしか(状態が)上がってこないけど、トモ(後肢)の幅がようやく出てきた」と話した。

(14)ユーバーレーベン

 今年のオークス馬は美浦Wコースを4ハロン71秒0でリズミカルに周回した。「元気があっていいですね。前回は阪神への長距離輸送が案外こたえたみたい。今回は東京だし、状態も前走以上です」と手塚調教師。

(15)マカヒキ

 2016年日本ダービー馬は、栗東CWコースで調整。力強い走りで充実ぶりが目立った。友道調教師は「毛づやがピカピカで去年(9着)とは雰囲気が違います。前走よりも良くなっています」とデキの良さを強調。

(16)ユーキャンスマイル

 栗東CWコースを周回。全身を使ったきれいなフォームで駆け抜けた。調教後の馬体重は18キロ増の518キロ。「輸送で減りますし、予定通り。前走と同じぐらいから若干プラスで出られると思います」と友道調教師。

(17)ワグネリアン

 2018年日本ダービー馬は、栗東坂路で調整。キビキビとした脚取りで活気をみせた。友道調教師は「見た目に変わりはないですが、競馬にいけば前走でマイルを使った効果があるはず」と期待を込めた。

ジャパンCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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