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【マイルCS】グランアレグリアの連覇なるか、秋のマイル王決定戦の注目点はこちら!


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【マイルCS】グランアレグリアの連覇なるか、秋のマイル王決定戦の注目点はこちら!

★牝馬6頭目のJRA獲得賞金10億円到達なるか JRA・GI6勝目を狙うグランアレグリア

 現役最多のJRA・GI5勝を挙げているグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は、JRA通算成績が14戦8勝(うち重賞7勝)、獲得賞金が9億4036万9000円となっており、1着賞金1億3000万円のマイルCSを勝てば、JRAでの獲得賞金が10億円を突破する。JRA獲得賞金が10億円を超えた牝馬はウオッカブエナビスタジェンティルドンナアーモンドアイクロノジェネシスの5頭だけだが、グランアレグリアは牝馬6頭目となるJRA獲得賞金10億円の大台に到達することができるかどうか。なお、同馬がマイルCSを勝てば、グレード制が導入された1984年以降で11頭目のJRA・GI6勝、牝馬では史上7頭目のJRA重賞8勝となる。

 また、グランアレグリアは2020年の高松宮記念から8戦続けてJRAのGI競走に出走しており、マイルCSに出走すればグレード制が導入された1984年以降では、89年天皇賞・秋~90年有馬記念オグリキャップに並ぶ最多タイの9戦連続JRA・GI出走となる。

★秋初戦の天皇賞・秋は3着 史上6頭目の連覇を狙うグランアレグリア

 グランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は、昨年の安田記念マイルCS、今年のヴィクトリアMを勝っており、“古馬の芝マイルGI”3競走を完全制覇している。同馬は、秋初戦となった芝2000メートル戦の天皇賞・秋では3着に敗れたが、芝1600メートル戦のマイルCSで巻き返しを見せて、史上6頭目の同レース連覇を遂げることができるかどうか。Vなら、“古馬の芝マイルGI”は4勝目、JRA芝1600メートル重賞は6勝目となり、いずれもグレード制が導入された1984年以降では単独トップの勝利数となる。

★出走回数、勝利後数ともに歴代最多 藤沢和雄調教師は最後のマイルCS挑戦

 マイルCS連覇がかかるグランアレグリア(牝5歳)を管理する藤沢和雄調教師(美浦)は、マイルCSで歴代最多の出走回数(19回)を記録しており、歴代最多の5勝を挙げている。同調教師は来年2月で定年を迎えるため、今回がマイルCS最後の挑戦となるが、自らの最多勝記録を更新する同レース6勝目を挙げることができるかどうか。Vなら、調教師の同一JRA・GI6勝は藤沢和雄調教師の天皇賞・秋に続き、グレード制が導入された1984年以降で2例目となる。

 また、藤沢和雄調教師はグレード制が導入された84年以降で最多のJRA・GI33勝を挙げているが、このうちの9勝はC.ルメール騎手が手綱をとっている。グランアレグリアには、昨年に続きルメール騎手が騎乗予定だが、“藤沢和雄調教師&ルメール騎手”のコンビはJRA・GI10勝目を挙げることができるかどうか。なお、ルメール騎手は11月16日現在、通算1498勝を挙げており、史上19人目のJRA通算1500勝まであと2勝に迫っている。

毎日王冠ではダノンキングリーを撃破 NHKマイルCの覇者シュネルマイスター

 “3歳マイル王”のシュネルマイスター(牡3歳、美浦・手塚貴久廐舎)が、2つ目のGIタイトル獲得を狙う。同馬はKingman産駒の独国産馬で、NHKマイルCでは外国馬としては20年ぶりとなる同レース制覇を遂げている。続く安田記念では果敢に古馬の強豪たちに挑み、勝ったダノンキングリーから0.1秒差の3着に好走した。シュネルマイスターは、秋初戦となった毎日王冠ではダノンキングリーをアタマ差で破り、安田記念の雪辱を果たしているが、2度目の“古馬GI”挑戦で勝利を挙げることができるかどうか。なお、マイルCSNHKマイルCと並び外国馬が最も多く勝っている(7勝)JRA・GIレースとなっている。

★今年のNHKマイルCでは1~3着を独占 (有)サンデーレーシング所有馬が4頭登録

 今年のマイルCSには、(有)サンデーレーシングの所有馬が4頭登録している。GI馬のグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、グレナディアガーズ(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)、シュネルマイスター(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)に加え、京都金杯、マイラーズCと今年の芝1600メートル重賞で2勝を挙げるケイデンスコール(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)の“4頭出し”となる見込みだ。(有)サンデーレーシング所有馬は今年のNHKマイルCで1~3着を独占しているが、豪華布陣で挑むマイルCSでも上位を独占することができるかどうか。

★(有)シルクレーシング所有馬2頭は安田記念以来の出走 昨年2着のインディチャンプ&昨年5着のサリオス

 2019年のマイルCS勝ち馬で、レース史上初の隔年Vを狙うインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)、19年の朝日杯FS勝ち馬サリオス(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、どちらも安田記念以来、中167日での出走となる。インディチャンプサリオスはどちらも(有)シルクレーシングの所有馬で、これまでに2回対戦しており、昨年のマイルCSではインディチャンプが2着、サリオスが5着、今年の安田記念ではインディチャンプが4着、サリ才スが8着で、いずれもインディチャンプが先着しているが、3度目の対戦はどのような結果になるだろうか。なお、インディチャンプには福永祐一騎手、サリオスには松山弘平騎手が騎乗する予定。

★歴代最多の4勝を挙げる池添謙一騎手 “テン乗り”グレナディアガーズとのコンビで参戦

 昨年の朝日杯FS以来の勝利を目指すグレナディアガーズ(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)は、“テン乗り”の池添謙一騎手とのコンビで参戦する予定。同馬は通算7戦2勝という成績だが、2勝はいずれも阪神で挙げており、朝日杯FSでは従来の2歳コースレコードを更新して1着となった。池添騎手はマイルCSで歴代最多の4勝を挙げているが、初コンビとなるグレナディアガーズを勝利に導くことができるかどうか。なお、グレナディアガーズを管理する中内田充正調教師は今年のJRA競走で47勝を挙げており、11月16日現在の調教師リーディングで首位に立っている。ちなみに、中内田調教師はこれまでにJRA・GI3勝を挙げているが、いずれも今年のマイルCSの舞台となる阪神・芝1600メートル外回り)で実施されたレースでの勝利となっている。

★2018年ステルヴィオ以来のVなるか 3歳勢はGI馬3頭を含む5頭が登録

 今年の3歳勢は、NHKマイルCの覇者シュネルマイスター(牡、美浦・手塚貴久厩舎)、昨年の朝日杯FS勝ち馬グレナディアガーズ(牡、栗東・中内田充正厩舎)、昨年のホープフルS勝ち馬ダノンザキッド(牡、栗東・安田隆行厩舎)のGI馬3頭に加え、アーリントンC勝ち馬ホウオウアマゾン(牡、栗東・矢作芳人厩舎)、兵庫チャンピオンシップ(園田)勝ち馬リプレーザ(牡、栗東・大根田裕之厩舎)が登録している。5頭はいずれも前走で古馬と対戦しており、シュネルマイスター毎日王冠1着、グレナディアガーズ京成杯AH3着、ダノンザキッドは富土S4着、ホウオウアマゾンはスワンS3着、リプレーザはカシオペアS11着という結果だったが、今年の3歳勢はマイルCSを制すことができるかどうか。なお、3歳馬がマイルCSを勝てば2018年ステルヴィオ以来、3年ぶり6頭目となる。

★阪神・芝1600メートル戦で3勝をマーク “サマーマイル”チャンピオンのロータスランド

 ロータスランド(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎)は、マイルCSの舞台となる阪神・芝1600メートル外回り)コースで現役最多タイの3勝を挙げている。同馬は今年の米子S、閥屋記念を勝ち、サマーマイルシリーズのチャンピオンに輝いたが、前走の富士Sではデビュー以来初めてレース序盤から逃げる戦法をとり10着に敗れている。ロータスランドには前走に続き田辺裕信騎手が騎乗する予定だが、今回はどのようなレースを見せるだろうか。なお、同馬がマイルCSを勝てば、歴代最多タイの阪神・芝1600メートル(外回り)コース4勝目となる。

 また、ロータスランドを管理する辻野泰之調教師は、今年3月に厩舎を開業した新人調教師で、開業初年度にJRA・GIを勝てば、2008年ジャパンC鹿戸雄一調教師(スクリーンヒーロー)以来13年ぶりとなるが、辻野調教師は開業1年目からビッグタイトルを獲得することができるかどうか。

★2度目の芝1600メートル戦となる富士S4着ダノンザキッド、5着馬ダーリントンホールに注目

 ダノンザキッド(牡3歳、栗東・安田隆行厩舎)、ダーリントンホール(牡4歳、美浦.木村哲也厩舎)は、今回が2度目の芝1600メートル戦出走となる。2頭はいずれも富士Sが初のマイル戦出走で、ダノンザキッドは4着、ダーリントンホールは5着という結果だったが、芝1600メートル戦初勝利をGIレースで挙げることができるかどうか。

矢作芳人調教師はホウオウアマゾンを登録 11月はBC2勝、2週連続JRA重賞制覇の大活躍

 矢作芳人調教師(栗東)は、現地時間11月6日にアメリカ・デルマー競馬場で実施されたBCフィリー&メアターフをラヴズオンリーユー、BCディスタフをマルシュロレーヌで制し、日本の調教師として初のBC制覇を遂げた。また、同調教師は11月6日の京王杯2歳Sキングエルメス)、14日の福島記念パンサラッサ)と2週連続でJRA重賞を制しており、11月は日米で管理馬が活躍を見せている。

 自身初の3週連続JRA重賞制覇がかかるマイルCSには、スワンS3着のホウオウアマゾン(牡3歳)を登録しているが、矢作調教師は3週連続JRA重賞制覇とともに今年初のJRA・GI制覇を遂げることができるかどうか。なお、ホウオウアマゾンには矢作厩舎に所属し、JRA・GI初勝利を目指す坂井瑠星騎手が騎乗する予定。

マイルCSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★【マイルCS】レース展望はこちら

このニュースへのコメント

TERAMAGAZINE|2021年11月16日 16:36 ナイス! (0)


グランアレグリア
全14戦[8-2-2-2]
https://umanity.jp/racedata/db/horse_top.php?code=2016104532
(掲示板は外したこと無し)
(馬券圏内→86%)

全8勝。新馬戦以外の勝利(7勝)が全て重賞というのがまたすごい!
G1は5勝2着1回3着1回


TERAMAGAZINE|2021年11月16日 16:13 ナイス! (0)

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