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藤岡佑騎乗で1番人気のセリフォスが、新潟2歳Sに続いて重賞連勝。後方から上がり最速の末脚で差し切り、無傷の3連勝で朝日杯FS(12月19日、阪神、GI、芝1600メートル)へ弾みをつけた。
無傷の3連勝だ。新潟2歳S勝ち馬のセリフォスが力強い走りで重賞連勝。初コンビの藤岡佑騎手が笑顔で振り返った。
「上がりの競馬を後方から差し切っているので、能力は高いですね」
後方2番手からレースを進め、エンジンをふかしながら直線へ。大外を回る形になり「脚がありすぎて、オーバーランするようになってしまいました」と鞍上が苦笑いしながらも、上がり最速3ハロン33秒4をマーク。クビ差の接戦となったが、「かわされる感じはなかった」と着差以上の強さを感じ取った。
初めての右回りもクリア。中内田調教師は「一戦ごとに力をつけてくれていっています。暮れのGIを見据えてのここでしたが、上手に走ってくれました」とうなずいた。次走は朝日杯FSの予定。負け知らずの若駒が、胸を張って大舞台に挑む。(山口大輝)
■セリフォス 父ダイワメジャー、母シーフロント、母の父ルアーヴル。栗毛の牡2歳。栗東・中内田充正厩舎所属。北海道安平町・追分ファームの生産馬。馬主は(株)G1レーシング。戦績3戦3勝。獲得賞金7668万6000円。重賞は2021年GIII新潟2歳Sに次いで2勝目。デイリー杯2歳Sは中内田充正調教師、藤岡佑介騎手ともに初勝利。馬名は「エーゲ海にある島名。母名より連想」。
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