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今週、JRAでGIはないが、東西で4重賞が組まれている。阪神は、みやこSが日曜メインで、初めてのダート戦を迎えるダンビュライトの存在が不気味。血統背景も優秀で新天地での活躍に期待がかかる。
新たなる旅立ちの時を迎えた。芝でAJCC、京都記念とGIIを2勝しているダンビュライトが、7歳にしてダートに転身する。
「相変わらず馬は若いですよ。もうひと押しが利かないので、ダートへ行って変わってくれませんかね。好位からうまく立ち回れると思うし、芝で道悪も経験しているのでパワーという点でも問題はないです。新味を見せてほしいですね」
栗東トレセンが全休日の1日、濱田助手が胸のうちを語った。今年は初戦の京都記念こそ3着だったが、日経賞で12着、さらに久々で挑んだ京都大賞典も9着に敗れ、ダートに命運を託す。
「前回も仕上がりは悪くなかったんですけどね。状態に関しては久々の在厩調整になりましたが、(問題もなく)立ち上げやすかったです。血統からすると普通にダートはこなせると思います」と同助手は血の背景を意識する。
近親には砂で活躍した馬がズラリ。音無厩舎に所属した馬でも、クリソライト(2013年ジャパンダートダービー)、クリソベリル(19年ジャパンダートダービー、チャンピオンズC、20年帝王賞、JBCクラシック)といったGIホースがいる。さらに父ルーラーシップは2019年以降、阪神ダ1800メートルで種牡馬別トップの19勝を挙げており、この舞台に強いことも追い風だ。
皐月賞3着をはじめ、芝のGIにも11回挑戦したダンビュライト。潜在能力は極めて高く、新境地を開拓しても不思議ではない。(長田良三)
★みやこSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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