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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は府中牝馬S2021・血統予想をお届けします!
過去10年、ディープインパクト産駒が「1-4-2-17」、キングカメハメハ産駒が「1-0-0-12」、日本競馬を牽引してきた二大種牡馬が1勝ずつに留まっているように、どちらかと言えば非主流血統を評価しやすい傾向が見受けられる。ディープインパクト産駒としての初勝利を飾ることになった昨年の勝ち馬サラキアにおいても人気自体は7番人気という低評価だった。
なお、国際グレードが付された07年以降、2頭以上の勝ち馬を送り出している種牡馬はマンハッタンカフェ(10年テイエムオーロラ、16年クイーンズリング)に限られる。マンハッタンカフェは非根幹距離に強い種牡馬としても知られているが、ディープインパクト然り、主流血統が勝ちあぐねている原因は、やはり1800mという舞台設定にありそうだ。
アンドラステは、父オルフェーヴル×母ヴァリディオル(母の父Dynaformer)。ステイゴールドの直系は非根幹距離に強く、本競走においても直仔のクロコスミアとアドマイヤリードが17年に1・3着となるほか、オルフェーヴル産駒のラッキーライラックも19年に3着と好走。本馬においてはドイツにルーツを持つ血統背景も昨年の勝ち馬を彷彿とさせるものがあり、20年エプソムカップ・4着の内容から東京芝1800mへの適性も感じさせる。
ミスニューヨークは、父キングズベスト×母マンハッタンミート(母の父マンハッタンカフェ)。本馬は母の父に好相性を示すマンハッタンカフェの血を引くことを強調しやすく、芝1800mで全4勝を挙げている距離適性にも注目すべきだろう。20年秋華賞では16番人気ながら5着と健闘しているだけに、いつ重賞タイトルに手が届いても何ら不思議ない実力は備えている。なお、小倉日経オープンからの臨戦は昨年の勝ち馬サラキアと同じ。
シャドウディーヴァは、父ハーツクライ×母ダイヤモンドディーバ(母の父Dansili)。昨年は6番人気という低評価を覆す走りで2着に好走。父は勝ち馬こそ出せていないものの、16年2着マジックタイム、18年2着リスグラシューと近年は産駒が上位を賑わせている。本馬の戦歴を振り返ると間隔をあけて出走した際の好走が目立ち、もとより左回り自体も得意。リピート好走も少なくない重賞なので、やはり適性を示した馬には気を配りたい。
【血統予想からの注目馬】
④アンドラステ ⑬マジックキャッスル ⑰デゼル ⑦シャドウディーヴァ
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