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【俺のチェックポイント】樫4着タガノパッションがメンコ効果で反撃

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【俺のチェックポイント】樫4着タガノパッションがメンコ効果で反撃

 今週は牝馬3冠最終戦の秋華賞。「俺のチェックポイント」初日は、大阪サンスポの山口大輝記者が栗東でタガノパッションに注目した。オークスで4着に入ったが、秋初戦のローズSではゲート入りを嫌がり、精神的に消耗して12着。現状は抽選対象ながら対策を練って巻き返しを期す。

 ソダシのきれいな純白の馬体には見とれてしまうが、それと予想とは別もの。人気だけでなく、実力も兼ね備えたアイドルホースがいても、そのなかで前評判を覆す伏兵を探すのが、穴党の腕の見せ所だ。

 出走決定順で4分の3の抽選対象ということもあって、先行予想の印は△にとどめたが、タガノパッションは本命候補の一頭だ。なにより、前々走のオークスでみせた末脚が素晴らしかった。4着とはいえ、GIで上がり最速3ハロン34秒2を計時。勝ち馬ユーバーレーベンから0秒3差に迫った。

 ただ、秋初戦のローズSは12着。ゲート入りを嫌がった際にテンションが上がり、レース前に消耗していたようだった。敗因は明確なだけに、対策を講じてレースに臨めれば、巻き返せるはず。全休日の11日朝、担当の金山助手を直撃した。

 「メンコを着けようと思っています。ゲートの中で外すか、そのままレースに行くかは、調教師の考えもあるので、決めていないですが、普通に走れればオークスぐらいやれていいはずです」

 一般的には音などに敏感なタイプに着用し、落ち着かせたり、集中力を高めたりする馬具。その効果で平常心をたもってゲートインできれば、身上の末脚がさく裂しそうだ。また、同助手は「『レースを使ったことで、反応が良くなって、跳びが大きくなった』と乗り手は言っていましたよ」と、ひと叩きした上積みにも期待を込める。

 前哨戦で課題を露呈したが、本番につながる敗戦ともいえそうだ。△からの昇格を含め、視線を送り続けたい。 (山口大輝)



秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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