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【凱旋門賞】クロノ上昇ムード!CWでラスト11秒7


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【凱旋門賞】クロノ上昇ムード!CWでラスト11秒7

 仏GI・凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン、芝2400メートル)に挑戦するGI4勝馬クロノジェネシス(栗・斉藤崇、牝5)が22日、栗東CWコースで国内最終追い切りを行った。馬なりでラスト1ハロン11秒7と軽やかに伸びて、順調な調整ぶりをアピールした。

 ◇

 日の出前の栗東CWコースを、静かに駆け抜けた。日本馬初の凱旋門賞制覇を狙うクロノジェネシスが、併せ馬で落ち着いた走り。斉藤崇調教師が納得の表情をみせた。

 「良かったんじゃないですか。先週よりだいぶ、動きが素軽くなりました。先週は力みもありましたが、きょうは大丈夫かなと思いました」

 序盤は僚馬ステラリア(3勝クラス)を6馬身ほど追いかける形。3コーナーで一気に差を詰め、直線入り口で並びかける。最後まで我慢の利いた走りで、馬なりのまま併入。ラスト1ハロンは11秒7(5ハロン65秒7)と上々の伸びを披露した。「先週の追い切りから変わりました。ボーッとした感じがありましたが、走るんだなという雰囲気になってきた」と良化を口にする。

 宝塚記念でGI4勝目を挙げて以来のぶっつけ本番。海外遠征は今春のドバイシーマクラシック2着以来、2度目になる。「秋に(凱旋門賞が)あるかもということもあって、ドバイに連れて行った部分もありましたからね。いつも通りの調整場で、いつも通りレースに向かえるというのはいいと思います」と指揮官は期待を込める。

 今後は24日に出国し、29日にレースで手綱を取るマーフィー騎手に感触を確かめてもらう予定。いざフランスへ-。国内最強牝馬が世界に挑む。(山口大輝)

★「凱旋門賞2021」特集ページはこちら

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