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国内最大のサラブレッド市場であるセレクトセールが12日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催され、2019年に死んだディープインパクトの最後の世代の産駒4頭が上場された。競りの1番手で登場した「ゴーマギーゴーの2020」(牡)が、いきなりこの日の最高額となる3億円(価格は税抜き)を記録するなど、3頭が計6億2000万円で落札され、“ラスト・ディープ”を巡る争奪戦は最後の最後まで白熱した。
セールはいきなりヒートアップした。注目のディープインパクト産駒がトップバッターで登場。上場番号1番「ゴーマギーゴーの2020」(牡)の名前を壇上の鑑定人が読み上げると同時に、正面から「2億円!」のひと声が上がった。
会場はどよめきとともに、一気にフルスロットル。そこから1000万円ずつ値段が上がり、最終的には3億円で長谷川祐司氏が競り落とした。米国でGIIを2勝し、GIケンタッキーオークスでも4着に好走した母を持つ血統馬で、トップバッターでの2億円スタート、3億円落札はともにセール史上初だ。
近年のセールの主役を務めたディープインパクトの子供たちも、2019年7月に父が天国へと旅立ち、現1歳世代がついに最後の世代となる。日本で血統登録されているのはわずか6頭。今回の競りにはその内の4頭が上場されており、予想を裏切らない激しい争奪戦が繰り広げられた。
落札した長谷川氏の代理人である竹内啓安氏は「ディープインパクトの最後の世代ということを抜きにしても、素晴らしい馬ですね。血統、配合、馬体、歩きで決めました。最低でも3億円のラインは行くと思っていましたし、その価格にふさわしい馬だと思います」と話した。
その後、「ワッツダチャンセズの2020」(牝)が1億2000万円で落札され、3頭目の「ジュエルメーカーの2020」(牝)は8000万円で買い手がつかなかったが、競りの大トリには、母が秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯のGI3勝を挙げた名牝という「スイープトウショウの2020」(牡)が登場。こちらは2億円で落札された。
4頭中3頭が1億円超えと最後の最後まで人気を集めたディープ産駒たち。早ければ来夏にデビューとなる1歳馬たちから“最後の大物”が誕生するか注目だ。 (松永昌也)
◆スイープトウショウ2020を落札した池田豊治氏 「最後のディープインパクト産駒で、血統も魅力だからね」
■ディープインパクト 2002年3月25日生まれ、鹿毛の牡馬。北海道早来町・ノーザンファーム生産。05年に史上6頭目のクラシック3冠制覇を無敗で達成した。戦績14戦12勝(うち海外1戦0勝)、GI7勝。総獲得賞金は14億5455万1000円。07年に北海道安平町・社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、12年から9年連続でリーディングサイアーを獲得。昨年はコントレイル(栗・矢作、牡4)が父に続いて無敗の3冠制覇を達成。海外ではファンシーブルー(ディアヌ賞=仏オークス)、スノーフォール(英オークス)などが活躍。2019年7月30日に頸椎骨折のため安楽死の措置がとられた。
◆高額ディープ産駒…貴重となったディープインパクト産駒は他の競りでも高額で取引されている。今年5月にオンライン形式で行われた2歳馬の市場、千葉サラブレッドセールでは、「プレミアステップスの2019」(牡)が同セール史上最高価格となる4億7010万円を記録。落札したのは今回のセレクトセールでも高額馬を続々と競り落としているサイバーエージェント代表取締役・藤田晋氏だった。
◆セレクトセール…一般社団法人日本競走馬協会(JRHA)が主催する世界有数の競走馬競り市。開かれた市場の確立などを目的に、1998年に始まった。過去に3冠馬ディープインパクトなど多くのGI馬が誕生。3日間にわたって開催された時期もあったが、現在は初日に1歳馬、2日目に当歳馬の競りを行う。
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