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【日本ダービー】東京12FもOK!先行力を武器に父子制覇果たすタイトルホルダー


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【日本ダービー】東京12FもOK!先行力を武器に父子制覇果たすタイトルホルダー

 なめられたものだ。皐月賞2着馬タイトルホルダーは間違いなく実績上位の存在なのに、人気が上がってくる気配がない。だったら、当欄は好配当の使者として期待するだけだ。

 距離なのか、それとも直線が長い東京コースが心配されているのか。だが、湿った馬場の皐月賞で好走した馬を甘くみてはいけない。過去10年に稍重馬場(重、不良の実施はない)で行われた皐月賞で4コーナー4番手以内の先行策で馬券に絡んだ馬は4頭いて、そのうちの3頭、12年ディープブリランテ(皐3着)が1着、18年エポカドーロ(同1着)が2着、20年サリオス(同2着)が2着とダービーで連対している。開催最終週で雨の影響を受けたときの中山10Fは、東京12F級のスタミナがないと乗り切れないということだ。

 加えて、先行力も大きな武器。ダービーの週はB→Cコースに替わるため、馬場のきれいな部分をロスなく通れる先行馬は恵まれやすい。直線が長ければ、後続もそれだけ仕掛けを待ってくれるだけに、ホルダーにとっては戦いやすい。

 崩れ知らずでもともと安定感のある馬だが、3歳に入ってずいぶんと成長した。クロス鼻革の効果で折り合い面に大きな進境が見られ、弥生賞ではのちにNHKマイルCを勝つシュネルマイスターを完封。厳しい展開だった皐月賞も2着を死守する奮闘を見せた。

 中間の動きはさらに良化。先週はWコース5F65秒6-12秒0、今週は同5F66秒0-12秒2を馬なりでマーク。ともに跨がった田辺騎手は「先週の動きが良かったし、今週はメンタル面でカッカしていないのも良かった。チャンスはある」と手応えを感じている。

 『ダービー馬はダービー馬から』。父に第82代ダービー馬ドゥラメンテを持つホルダーが最高の勲章を手にして、血のロマンを演出する。

 究極の3連単はホルダーと皐月賞エフフォーリアを1、2着に固定して流す12点で勝負する。(夕刊フジ)



日本ダービーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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