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今年も日本ダービーの季節がやってきた。下見所でいつもは軽口をたたくのに、ダービーのときはみんな無口になる。それだけ集中しているのだ。年に一度の“競馬の祭典”は、雰囲気からして全く違う。
22歳の横山武史がエフフォーリアで無敗2冠制覇に挑む。ダービージョッキーの称号を手にして一流の仲間入りを果たしてほしいのだが、少し気になる点もある。皐月賞は3馬身差の完勝。確かに強かった。ただ、荒れた馬場のところを嫌った他馬が外を回ったのに対し、この馬は内を通って抜けてきた。馬場適性の差も大きかったように思う。また、距離も2000メートルあたりがベストではないか。オークスで無敗2冠を狙いながら8着に敗れたソダシと、どこか似たものを感じてしまうのだ。
私はサトノレイナスに注目している。前2走はいずれもソダシの2着に敗れたが、ラストはものすごい脚で詰め寄っていた。マイル戦だとポジションが後ろになってしまうので、2400メートルに距離が延びるのは歓迎だ。東京の良馬場で切れ味勝負なら、牝馬に分があるとみている。
私がもし、レイナスに騎乗するとすれば、ストライドが大きい馬なので最初は急がせずにジワリと運んでいきたい。直線では外から素晴らしい脚を見せてくれるはずだ。鞍上のルメールは流れを読むのが非常にうまい。2017年のダービーをレイデオロで勝ったときは、向こう正面で一気にポジションを上げた。今回もペース次第では向こう正面から動いていってもいいと思う。
アドマイヤハダルも怖い。皐月賞は4着に終わったが、最内枠からいったん下げて外まで持ち出すロスがあった。また、跳びが大きいので道悪も合わなかったようだ。2走前の若葉Sの勝ちっぷりは実に鮮やか。まだトモ(後肢)などは成長途上だが、東京の良馬場なら大いに変わる余地があると思う。
以上の3頭が有力とみているが、他の馬もそれほど差はない。運も味方につけた馬が勝つのではないだろうか。ゴールまで激しい競り合いが繰り広げられるに違いない。(JRA元調教師)
★日本ダービーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
■柴田政人(しばた・まさと) 1948(昭和23)年8月19日生まれ、72歳。青森県出身。岡部幸雄、福永洋一氏らと同期で67年3月に騎手デビューし、95年2月の引退までに中央競馬通算1767勝、重賞89勝。ウイニングチケット(93年日本ダービー)などで大レースを制した。調教師に転身して96年に厩舎を開業し、2019年の定年までに通算191勝をマーク。サンケイスポーツで重賞観戦記『政人の目』を連載中。
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