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【マイラーズC】好調エア旋風!ロロノア7馬身先着&スピネル反応抜群
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マイラーズCの追い切りが21日、東西トレセンで行われた。栗東では、笹田厩舎の2頭が栗東坂路で絶好の動きを披露。3連勝中のエアロロノアが馬なりで7馬身先着して最高の調教評価『S』、フェブラリーS2着から芝に再び転じるエアスピネルはクビ差先着で『A』評価となった。
※エアロロノア3連勝中の戦績(競馬予想ツール「Deep」より)
マイラーズCに名を連ねた“笹田厩舎のエア”2頭が、ともに栗東坂路で上昇一途を思わせる動きを見せた。まず目を引いたのが1勝クラスから3連勝で武庫川Sを制し、重賞初挑戦するエアロロノアだ。初めてコンビを組む池添騎手を背に併せ馬で7馬身先着。鞍上が好感触を伝えた。
「併せた相手とは全然手応えも違って、サラッと動かす感じ。(癖も)調教では気になるところはなかったです」
乗り役と呼吸を合わせ、パワフルな脚取りで駆け上がる。残り1ハロンを過ぎて軽く仕掛けられると、一杯に追われるアサカディスタンス(3勝クラス)を馬なりで突き放した。時計は4ハロン51秒6-12秒1。調教評価は最高の『S』となった。
重賞3勝馬エアスピネルは、前走のフェブラリーSで2着に導いた鮫島駿騎手を背に開門直後に登場。序盤こそ頭を上げる仕草を見せたが、軽く促されるとスッと反応。こちらもラスト1ハロン12秒1(4ハロン52秒0)の鋭さで、一杯に追われるメイショウカリン(OP)にクビ差先着した。2週連続で調教に騎乗した鞍上は「先週しっかりやっているので、最後は気合を入れつつ。さすがの動きです」と納得の表情だ。
ロロノアは3連勝中で、上がり3ハロンはいずれもメンバー最速。前走は今回と同じ阪神マイルを1分32秒1で制し、笹田調教師は「全体の時計も上がり(同33秒1)も速かった」と評価する。「背腰に緩さが残っているし、急に良くなるというよりは徐々に良くなっている」と、まだまだ成長している。
スピネルにとって芝のレースは2019年函館記念(13着)以来だが、「芝でもダートでも問題ない」と指揮官。17年富士Sを含めて芝マイル重賞3勝を誇り、皐月賞&日本ダービー4着、菊花賞3着のクラシック実績からも地力は上位だ。
ロロノアの池添騎手が「競馬で苦しくなると内を頼る面があると聞いているので、頭に入れて気を付けて乗りたい」とイメージすれば、スピネルの鮫島駿騎手も「ハイペースでもスローでも折り合いはつくし、どんな競馬でも対応してくれる」と力を込める。日の出の勢いの4歳と、実績ある8歳。笹田厩舎の“ダブル・エア”が、阪神マイルに旋風を巻き起こす。 (長田良三)
★マイラーズCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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