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【桜花賞】桜の女王の座に輝くのは?牝馬クラシック第1弾の注目点はこちら!


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【桜花賞】桜の女王の座に輝くのは?牝馬クラシック第1弾の注目点はこちら!

★4戦4勝、白毛の2歳女王ソダシ 今年も無敗の“桜の女王”誕生なるか



 4戦4勝で昨年のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞したソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)が、史上8頭目となる無敗での桜花賞制覇に挑む。同馬は7月12日の函館でデビュー勝ちをおさめると、札幌2歳SアルテミスS阪神JFと連勝を伸ばし、白毛馬として初のJRA・GI制覇を遂げた。ソダシ阪神JF以来、約4力月ぶりの出走となるが、無傷の5連勝で“桜の女王”の座に就くことができるかどうか。Vなら、無敗での桜花賞制覇は昨年のデアリングタクトに続き2年連続8頭目、最優秀2歳牝馬の勝利は2010年アパパネ以来11年ぶり10頭目となる。なお、ソダシ桜花賞に出走すれば、白毛馬初のクラシック競走出走となる。



ソダシの過去4走(競馬予想ツール「Deep」より)



阪神JF1・2着馬は桜花賞が今年初戦 前走からの最長間隔V記録の更新なるか



 昨年の阪神JF1着のソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)、2着のサトノレイナス(美浦・国枝栄厩舎)は、いずれも同レース以来中118日の出走で、桜花賞が今年初戦となる。阪神JFでの2頭の着差はハナ差だったが、2度目の対戦はどちらに軍配があがるだろうか。ちなみに、阪神JFがハナ差で決着したのは2013年以来のことだったが、同年の阪神JF1着馬レッドリヴェール、2着馬ハープスター桜花賞でも接戦を繰り広げ、ハープスターがクビ差でレッドリヴェールを破り、阪神JFのリベンジを果たしている。また、歴代の桜花賞馬で前走からの間隔が最も長かったのは、2019年グランアレグリアの「中111日」で、ソダシサトノレイナスにはこの記録の更新がかかる。



 ソダシに騎乗予定の吉田隼人騎手には、クラシック競走初制覇がかかる。同騎手は2015年以来、6年ぶり5回目の桜花賞参戦となるが、デビュー戦からすべてのレースで手綱をとり、4戦4勝の成績を誇るソダシとのコンビでクラシック初勝利を挙げることができるかどうか。



桜花賞3勝目を狙う国枝栄調教師 サトノレイナスアカイトリノムスメを登録



 国枝栄調教師(美浦)には、現役単独トップの桜花賞3勝目がかかる。同調教師は2010年のアパパネ、2018年のアーモンドアイと、その後牝馬3冠馬となる2頭で桜花賞を制している。国枝調教師は阪神JF2着のサトノレイナス、自身が管理した牝馬3冠馬アパパネを母にもつクイーンC勝ち馬アカイトリノムスメの2頭を登録しているが、3度目の桜花賞制覇を果たすことができるかどうか。Vなら、同調教師はグレード制が導入された1984年以降で4人目のJRA・GI通算20勝となる。なお、桜花賞では1948年に増本勇元調教師、1988年に庄野穂積元調教師が1・2着独占を決めている。



★両親ともに3冠馬のアカイトリノムスメ 桜花賞史上初の母子制覇なるか



 クイーンC勝ち馬アカイトリノムスメ(美浦・国枝栄厩舎)は、父が2005年の3冠馬ディープインパクト、母が2010年の牝馬3冠馬アパパネという血統。同馬は昨年8月2日の新馬戦(新潟)こそ7着に敗れたが、その後は未勝利戦→赤松賞→クイーンCと3連勝で桜花賞に駒を進めてきた。アカイトリノムスメには桜花賞史上初の母子制覇がかかるが、母アパパネに続いて“桜の女王”の座に就くことができるかどうか、なお、ディープインパクト産駒はこれまでにクラシック競走で22勝を挙げており、桜花賞を勝てば、種牡馬のクラシック勝利数で歴代トップのサンデーサイレンス(23勝)に並ぶ。



アカイトリノムスメの馬情報(競馬予想ツール「Deep」より)



★父、母、母の父もすべて自身の所有馬 金子真人HD(株)所有馬は重賞勝ち馬2頭が登録



 桜花賞に登録しているアカイトリノムスメ(美浦・国枝栄厩舎)、ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)は、どちらも金子真人ホールディングス(株)の所有馬。アカイトリノムスメは父ディープインパクト、母アパパネ、母の父キングカメハメハソダシは父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統で、両馬の父、母、母の父も同馬主が所有していた。(馬主名「金子真人氏」も含む)。アカイトリノムスメは前走でクイーンCを勝ち、ソダシはデビューから4連勝で阪神JFなど重賞3勝を挙げているが、金子真人ホールディングス(株)の所有馬は2010年アパパネ以来、11年ぶり2回目の桜花賞制覇を果たすことができるかどうか。



★8大競走完全制覇を狙う横山典弘騎手 “テン乗り”メイケイエール桜花賞初Vなるか



 桜花賞初制覇を目指す横山典弘騎手は、“テン乗り”となる重賞3勝馬メイケイエール(栗東・武英智厩舎)とのコンビで参戦する予定。同騎手は8大競走のうち桜花賞のみ未勝利で、勝てば、保田隆芳元騎手、武豊騎手、C.ルメール騎手に続く史上4人目の8大競走完全制覇、並びに史上12人目のクラシック完全制覇となるが、15度目の挑戦で桜花賞初勝利を挙げることができるかどうか。なお、横山典弘騎手のレース当日の年齢は53歳1力月20日で、桜花賞を勝てば、安藤勝己元騎手が2011年桜花賞で記録したクラシック競走での最年長優勝記録(51歳0力月14日)を更新する。



★Kingman産駒のエリザベスタワー 史上初、外国産馬の桜花賞制覇なるか



 今年のチューリップ賞は、メイケイエール(栗東・武英智厩舎)、エリザベスタワー(栗東・高野友和厩舎)がJRA重賞では2年ぶりの1着同着となった。過去10年の桜花賞を見ると、“チューリップ賞組”は5勝、2着7回と連対馬の過半数を占めているが、同レースの勝ち馬は2014年のハープスターを最後に、桜花賞で勝利を挙げていない。果たして、今年の勝ち馬2頭は7年ぶりに桜花賞制覇を遂げることができるかどうか。



 メイケイエールは昨年、産駒がデビューした新種牡馬のミッキーアイル産駒。新種牡馬の産駒は過去10年の桜花賞で4勝を挙げているが、メイケイエールは父にクラシックのタイトルを贈ることができるかどうか。なお、同産駒はミニーアイル(栗東・武幸四郎厩舎)も登録している。



 また、エリザベスタワーはKingman産駒の英国産馬で、外国産馬初の桜花賞制覇がかかる。同馬は阪神・芝1600メートル戦で2戦2勝という成績を残しているが、2007年のオークスローブデコルテ以来、史上2頭目の外国産馬によるクラシック制覇を成し遂げることができるかどうか。なお、外国産馬エリザベスタワーには前走に続き川田将雅騎手が騎乗する予定。



★姉シゲルピンクダイヤは2019年の桜花賞2着馬 フィリーズRを制したシゲルピンクルビー



 フィリーズRを制したシゲルピンクルビー(栗東・渡辺薫彦厩舎)は、父モーリス、母ムーンライトペイという血統で、2019年の桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤの妹にあたる。フィリーズRの勝ち馬が桜花賞を勝てば、2005年ラインクラフト以来、16年ぶり10頭目となるが、シゲルピンクルビーは2着に敗れた姉の雪辱を果たし、桜花賞を制すことができるかどうか。



 また、シゲルピンクルピーに騎乗予定の和田竜二騎手は、同馬の姉シゲルピンクダイヤの主戦騎手も務めており、2019年の桜花賞2着、秋華賞3着といった成績を残している。同騎手にはテイエムオペラオーで制した1999年皐月賞以来のクラシック制覇がかかるが、久しぶりにクラシック競走で勝利を挙げることができるかどうか。なお、Vなら、同馬を管理する渡辺薫彦調教師はJRA・GI初制覇となる。



★フィリーズR2着の熊本産馬ヨカヨカ 九州産馬初のクラシック制覇なるか



 フィリーズR2着のヨカヨカ(栗東・谷潔厩舎)は、熊本県・本田土寿氏の生産馬。同馬は新馬戦→フェニックス賞→ひまわり賞とデビューから3連勝を飾った後は重賞に出走を続け、ファンタジーS5着、阪神JF5着、フィリーズR2着という成績を残している。ヨカヨカ桜花賞を勝てば、九州産馬初のクラシック制覇となるが、歴史的な勝利を挙げることができるかどうか。同馬には幸英明騎手が騎乗予定。なお、北海道以外で生産された馬が桜花賞を勝てば、1971年のナスノカオリ(栃木県・那須野牧場生産)以来、50年ぶりとなる。



★“テン乗り”の馬で桜花賞2勝の池添謙一騎手 紅梅Sを制したソングラインに騎乗予定



 池添謙一騎手は、2002年にアローキャリー、2017年にレーヌミノル桜花賞を制しているが、2頭はいずれも“テン乗り”の馬だった。同騎手は今年の桜花賞で“テン乗り”のソングライン(美浦・林徹厩舎)に騎乗する予定だが、今回も勝利に導くことができるかどうか。なお、ソングラインは未勝利戦→紅梅Sをいずれも2着馬に3馬身差をつけて2連勝中。



 また、未勝利戦→フェアリーSを連勝したファインルージュ(美浦・木村哲也厩舎)には、福永祐一騎手が“テン乗り”で騎乗する予定。福永騎手が“テン乗り”の馬で桜花賞に参戦するのは 2010年エーシンリターンズ、2015年テンダリーヴォイスに続く3回目で、エーシンリターンズでは11番人気で3着と好走している。果たして、福永騎手は2005年ラインクラフト以来の桜花賞3勝目を挙げることができるかどうか。なお、ソングラインファインルージュはいずれもキズナの産駒で、Vなら、同産駒はJRA・GI初制覇となる。



★3戦目での桜花賞制覇狙うアールドヴィーヴル 昨年Vのデアリングタクトに続くか



 新馬戦1着→クイーンC2着のアールドヴィーヴル(栗東・今野貞一厩舎)には、デビュー3戦目での桜花賞制覇がかかる。2歳戦が実施されるようになった1946年以降、デビュー3戦目で桜花賞を制したのは1948年ハマカゼ、1980年ハギノトップレディ、2020年デアリングタクトの3頭だけで、アールドヴィーヴルが勝てば、3頭と並ぶ桜花賞最少キャリア優勝記録となる。同馬にはM.デムーロ騎手が騎乗する予定だが、デビュー3戦目で桜花賞のタイトルを手にすることができるかどうか。なお、アールドヴィーヴルは、3日にJRA通算2000勝を達成したキングカメハメハの産駒で、同産駒には2010年アパパネ、2015年レッツゴードンキに続く桜花賞3勝目がかかる。



 また、エリザベスタワー(栗東・高野友和厩舎)に騎乗予定の川田将雅騎手は、高松宮記念ダノンスマッシュ)→大阪杯レイパパレ)と2週連続でJRA・GIを制している。同騎手にはグレード制が導入された1984年以降で3人目(5回目)の3週連続JRA・G1制覇がかかるが、今週もGI制覇を遂げることができるかどうか。なお、エリザベスタワーを管理する高野友和調教師は、大阪杯勝ち馬レイパパレの管理調教師。同一“調教師&騎手”が2週連続でJRA・GIを勝てば、2017年にオークス→ダービーを連勝した“藤沢和雄調教師&C.ルメール騎手”以来、グレード制が導入された1984年以降で2組目となる。



ヨカヨカオパールムーンの2頭が登録 JRAブリーズアップセール取引馬初のクラシックVなるか



 桜花賞はフルゲート18頭で実施されるが、4月5日現在の出走馬決定順を見ると、16頭までは優先出走権獲得馬と収得賞金上位馬で決まっており、残る2頭の出走馬は収得員金1000万円のオパールムーン(栗東・昆貢厩舎)、ククナ(美浦・栗田徹厩舎)、ゴールドチャリス(栗東・武幸四郎厩舎)、ブルーバード(美浦・高橋祥泰厩舎)から抽選で決定する。果たして、「4分の2」の抽選を突破して、クラシックの舞台に立つのはどの馬だろうか。



 オパールムーンは、昨年のJRAブリーズアップセールにおいて1110万円(税抜)で取引された。今年の桜花賞登録馬では、ヨカヨカ(栗東・谷潔厩舎)も同セールにおいて1020万円(税抜)で取引されており、JRAブリーズアップセール取引馬初のクラシック勝ち馬が誕生するか注目される。



 また、オパールムーンには横山和生騎手が騎乗する予定。桜花賞では、同騎手の父、横山典弘騎手がメイケイエール(栗東・武英智厩舎)、弟・横山武史騎手がアカイトリノムスメ(美浦・国枝栄厩舎)に騎乗予定で、オパールムーンが抽選を突破すれば、横山親子3人揃ってのGI挑戦となる見込み。なお、親子騎手3人による同一JRA・GI騎乗となればグレード制が導入された1984年以降で初めてのこととなる。



桜花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★【桜花賞】レース展望

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