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【われかく戦う】祐一激白!コントレイル「出るレース全部勝つ」

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【われかく戦う】祐一激白!コントレイル「出るレース全部勝つ」

 無敗の3冠馬始動!! 4月4日の大阪杯(阪神芝2000メートル)で、史上3頭目の無敗でのクラシック3冠馬コントレイル(栗東・矢作芳人厩舎、牡4歳)が今年初戦を迎える。騎乗する福永祐一騎手(44)=栗東・フリー=が本紙のインタビューに対し、「出るレースは全部勝つ」と芝GI9勝牝馬アーモンドアイが去ったターフで主役を務める決意を語った。(取材・構成=川端亮平)

 --昨秋と比べて成長を感じる点は

 「体が大きくなって幅が出たね。母系(※注1)が少し出てきたかなと思うけど、良さは損なわれていない。長い距離を使うわけじゃないので大丈夫だと思うよ」

 --4歳を迎えて、距離適性の部分が馬体にも現れてきたということか

 「昨秋は3冠を目指すために、操作性を高めて3000メートル仕様にしていた。その結果、3冠を達成できたけど、菊花賞では接戦(クビ差)になったからね。あれだけ引っ掛かっても勝ち切るのがすごさでもあるけど、距離適性という面では2400メートルまでなのかなと思う」

 --17、24日と2週続けて追い切りにまたがった。17日の栗東坂路では自己最速の4ハロン50秒1-12秒6をマークした

 「昨秋は長めの距離を使ってきて、今回は2000メートルになる。よりスピードを求められるので、この距離にも対応できるようにスピード調教を1度入れたかった。あれだけの速い時計が出るくらい、スピード能力が優れている。作り方次第でスプリンターにもなれるんじゃないかな」

 --24日の1週前追い切りでは栗東CWコース6ハロン78秒6-12秒4の好時計で4馬身半先着

 「長めから負荷をかけて、いい調教ができた。昨秋より少し前進気勢が出るように調整してきた中で、脚をためて走れることも確認したかった。それもできていて、いうことがないね」

 --前走のジャパンCでは、勝ったアーモンドアイ、3着デアリングタクトと、牡牝の3冠馬3頭がそろった戦いで2着。キャリア8戦目での初黒星だった

 「前回は肉体的には走れる状態だったけど、精神面ではかなり追い込まれていた。調教段階では気づかなかったけど、ゲートの中でも相当苦しがっていた。ただ、負けた相手は歴史的な名馬で、何ら恥じることはない」

 --阪神2000メートルという舞台設定について

 「直線が長い方がまぎれは少ないけど、機動力があって、中山でも器用な脚を使っている(※注2)。舞台を問うような、“条件付き”の馬にはしていないからね」

 --昨年度の最優秀短距離馬で、GI3連勝中のグランアレグリアとの初対決に注目が集まる

 「(昨年の春秋グランプリを含むGI3勝の)クロノジェネシスと並んで、今の日本で一番強い年長の牝馬。レベルが高い相手で簡単じゃないけど、楽しみの方が大きいね」

 --最後に意気込みを

 「心身ともにいい状態で来ている。昨年まで競馬界をけん引してきたアーモンドアイが引退して、これからはコントレイルが中心となって引っ張っていきたい。求められるのは結果だけで、ここからはどれだけタイトルを積み重ねていけるか。出走するレースは、全部勝つつもりです」

 ■福永 祐一(ふくなが・ゆういち) 1976(昭和51)年12月9日生まれ、44歳。滋賀県出身。栗東・北橋厩舎所属で96年3月にデビュー。同年53勝で最多勝利新人騎手に輝き、2011、13年にJRA全国リーディング獲得。29日現在でJRA通算2428勝、JRA重賞はGI28勝を含む149勝。他に海外GI5勝、地方で交流GI5勝を含む交流重賞27勝。1メートル60、52キロ。週末の競馬開催日に本紙でコラム「新ユーイチが行く」を連載中。

 ★調整順調…コントレイルは全休日の29日、滋賀県・栗東トレセンの自厩舎で静養した。2週前、1週前追い切りでともに猛時計をマーク。「2週前の坂路のときはまだ重苦しさがありましたが、先週(CWコース)ではだいぶ解消して、(よく)動きましたね。休み明けのほうがフレッシュな状態で仕上げやすいし、太め感もありません」と金羅助手は順調さを伝える。

 ※注1…コントレイルの祖母フォークロアは2003年生まれの米国産で、BCジュベナイルフィリーズ(ダ1700メートル)、メイトロンS(ダ1400メートル)と米ダートGIを2勝。

 ※注2…コントレイルは中山で2戦2勝。ともに芝内回り2000メートルのGIで、ホープフルSでは4番手の先行策から上がり最速の末脚で完勝。皐月賞はダッシュがつかず序盤は後方12番手も、3~4コーナーで馬群の外を回って先行集団に接近、上がり最速の末脚で差し切った。



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