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【ZBAT!ピックアップデータ】フィリーズR
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今週の『ZBAT!ピックアップデータ』は、フィリーズレビューを徹底リサーチ。逃げ有利のコース形態から浮上するのは、1勝馬スティクスだ。初芝の前走を3馬身半差で逃げ切った圧倒的なスピードに加えて、伯父に日本ダービー馬と血統背景も優秀。抽選突破の運も味方につけ、桜花賞戦線の新星が誕生する。
フィリーズレビューの舞台は、阪神芝1400メートル。内回りで直線が短いため、圧倒的なスピードがものを言う。
2018年以降で逃げた馬が【26・17・4・66】の好成績。連対率38・1%は同じ距離設定がある他の4場(新潟、東京、中京、京都)と比べても高く、逃げ馬が残りやすいコースだ。今年行われた6鞍でもハナを切った馬は【3・1・0・2】で、京都牝馬S(イベリス)、阪急杯(レシステンシア)と重賞では2戦2勝。ここも快速馬に要注意だ。
そこでZBAT!ピックアップデータは、初芝の前走で驚きの変わり身を見せたスティクスを狙う。フルゲートの18頭の大外枠から好スタートを切ると、内の同型を抑えて楽々と先頭へ。前半3ハロン33秒2のハイペースを刻んでも末脚が鈍ることはなく、3馬身半差で押し切った。勝ち時計1分7秒1(良)は、同日の小郡特別(2勝クラス)を0秒3上回り、今年の小倉芝1200メートルで4位タイにランクされる優秀なもの。未勝利戦としては破格の内容だった。
血統的な魅力も大きい。ロードカナロア産駒は18年以降の阪神芝1400メートルで最多の14勝をマークし、4コーナー3番手以内だった場合は【9・2・6・17】で複勝率5割だ。母の全兄に日本ダービー馬ロジユニヴァース、近親にGI2勝の女傑ディアドラと、母系は底力にあふれている。
“16分の9”の抽選を突破し、武幸調教師は「体質が弱くてダートを使っていましたが、もともと芝でいいと思っていました。能力はあるので楽しみ」と期待を込めて送り出す。馬名はギリシャ神話の川の女神に由来。牝馬クラシックの流れを変える激走で、桜花賞切符をつかみ取る。
★フィリーズRの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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