中央競馬ニュース

【金鯱賞】21年始動戦!デアリングタクトが威厳示す

 0   6   2,024
シェアする  x facebook LINEで送る
【金鯱賞】21年始動戦!デアリングタクトが威厳示す

 今週は中京競馬場で金鯱賞が行われる。最も注目されるのは昨年、史上初めて無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクトだ。前走のジャパンCは3着に敗れたが、中間は放牧に出されてパワーアップ。GI9勝を挙げて引退したアーモンドアイの後継女王へ-。世界も視野に入れる3冠牝馬が、2021年の始動戦から威厳を示す。

 ◇

 さらなる高みを目指して、新たなスタートを切る。昨年、史上初の無敗で牝馬3冠を達成し、満票で最優秀3歳牝馬に輝いたデアリングタクトが迎える今年の始動戦。全休日の8日朝、池水助手が確かな口調で切り出した。

 「変わりなくきています。動き自体はいいですし、追い切るごとに落ち着きも出てきています」

 ジャパンCで3着と初黒星を喫した後は放牧に出され、2月10日に京都府の宇治田原優駿ステーブルから帰厩。14日から調教開始し、坂路とCWコースを併用しながら、入念なトレーニングを消化してきた。休養効果でフィジカル面が成長。昨年と比べて力感が加わった。

 池水助手は「走りがしっかりとしましたね。力強くなっています。トモ(後肢)にパワーがつきました」と証言。調教を重ねるたびに冬毛も抜けており、「カイバも食べてくれますし、調整がしやすいですね。力を出せる状態だと思います」と好気配を伝える。現段階での馬体重は、前走より6キロ増の480キロ。復帰戦から納得の態勢だ。

 昨年は桜花賞オークス秋華賞を制し、史上6頭目、無敗では史上初となる牝馬3冠を達成。“3強対決”に沸いた前走のジャパンCは3着とキャリア6戦目で初めて敗れたが、ラストランを飾ったアーモンドアイに0秒2差、無敗でクラシック3冠を制した2着コントレイルとは同タイム。世代、性別を超えても十分に通用する底力を証明した。杉山晴調教師も「アーモンドアイコントレイルといった相手に差のない競馬をしてくれましたから。前走の結果は、今年の競馬に向けて大きな自信になりましたよ」と胸を張る。

 主戦の松山騎手は、先月24日、3日と2週続けて追い切りに騎乗。「いいリフレッシュをして戻ってきたと思います。距離はいいと思いますし、いいレースをしたいですね」と鞍上も力を込める。

 GI9勝のアーモンドアイは引退したが、“後継女王”となる可能性は十分。今後は予備登録を済ませている香港のクイーンエリザベスIIC(4月25日、シャティン、芝2000メートル)への参戦も視野に入れる。コントレイル大阪杯(4月4日、阪神、GI、芝2000メートル)で始動予定。世界進出を目指すためにも、同世代のライバルと再び雌雄を決するためにも、始動戦から負けられない。(宇恵英志)



金鯱賞の特別登録(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (6)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る