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【東京大賞典】オメガパフュームが史上初の3連覇

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【東京大賞典】オメガパフュームが史上初の3連覇

 今年最後のGI・東京大賞典が29日、大井競馬場で16頭によって争われ、M・デムーロ騎乗で1番人気のオメガパフュームが直線で差し切り、レース史上初となる3連覇を達成した。ダートGIは4勝目で、来年も現役を続行し、さらなるタイトル獲得を狙う。2着は船橋所属で9番人気のカジノフォンテン。3番人気のウェスタールンドが3着に入った。

 ◇

 “生みの苦しみ”の先に快挙が待っていた。0秒2差に6頭がひしめく大接戦を制したのは芦毛のオメガパフューム東京大賞典3連覇は史上初の金字塔だ。単勝1・3倍の支持に応えたミルコ・デムーロ騎手は、何度もガッツポーズを作って喜びをあらわにした。

 「3回同じレースを勝つことはとても難しいし、負けられないプレッシャーがあった。すごくうれしいよ!」

 前2年より前めの位置を取って、直線入り口では早々に先頭に並びかけたが、そこからの伸び脚がじりじりに…。「早めに先頭に立ったらソラを使って(気を抜いて)いたし、ワンペースな馬だから」。それでもコンビ12戦目で癖を知り尽くした鞍上は冷静だった。内で粘るカジノフォンテンに左ステッキを使って馬体を寄せ、再び闘志を呼び起こした。きっちりクビ差抜け出したところがゴール。原禮子オーナーは「もっと離して勝つかと思いましたが、よく頑張ってくれました。パフュームに感謝です」と愛馬の健闘をたたえた。

 ジョッキーにとってもつらく、長いトンネルを抜けた先の歓喜だった。今月はJRAで27戦して2着3回が最高。2015年に通年免許を取得して以来、月間勝利なしは初の“屈辱”だった。それだけに「今月ゼロ勝で苦しくて心配だったけど、GIを勝ててうれしい」と声を弾ませた。

 前2年はJBCクラシックからチャンピオンズCを経ての参戦だったが、「一戦ごとの消耗が大きくなっているので万全の態勢で向かいたい」と安田翔調教師はJBCからの直行を決断。その選択が見事に結実した。今後については「3連覇した馬にふさわしいキャリアを伴わせてあげたい」と語り、次走は川崎記念(1月27日、川崎、交流GI、ダ2100メートル)などを視野に入れていることを明かした。

 もちろん、来年末は4連覇の偉業も視野に入ってくるはず。GI全4勝を当地で挙げる“大井の帝王”は、2021年もダート界のトップランナーであり続ける。(漆山貴禎)

オメガパフューム 父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、母の父ゴールドアリュール。芦毛の牡5歳。栗東・安田翔伍厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は原禮子氏。戦績19戦9勝(うち地方8戦4勝)。獲得賞金5億5491万4000円(うち地方3億9275万円)。重賞は2018年GIIIシリウスS、GI東京大賞典、19年交流GI帝王賞、GI東京大賞典、20年GIII平安Sに次いで6勝目。東京大賞典安田翔伍調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに18、19年の同馬に次いで3勝目。馬名の意味は「冠名+香水。母名より連想」。



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このニュースへのコメント

TERAMAGAZINE|2020年12月31日 16:33 ナイス! (0)

【山崎エリカ競馬プロ予想家】

<東京大賞典2020>
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◎モジアナフレイバー

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昨年
オメガパフュームが休養明けでJBCクラシックを2着と好走した後のチャンピオンズCで6着に凡退したように
ハイレベルのG1戦で2連続好走することは連勝することはけっして簡単なことではありません。

オメガパフュームは『二走ボケ』を起こす危険性があります。


休養明けでJBCクラシックを優勝したクリソベリルは次走のチャンピオンズCで断然の1番人気に支持され
結果はどうだったのか? 
多くの方はそこを忘れているような気がします。
つまり『二走ボケ』を起こす危険性もあるということ。


今回の◎には
昨年の東京大賞典で3着の(3)モジアナフレイバーを推します。

昨年の東京大賞典は内々を上手く立ち回ったノンコノユメに先着を許しましたが、
今年は地方馬の逃げでスローペースが予想される中、
3枠3番を引き当てロスなく先行できる可能性が高いだけに昨年以上に好走条件が整っています。

https://nar.umanity.jp/professional/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2020122920150410

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