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【日刊中山金杯】レース展望
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2021年の中央競馬は1月5日に開幕する。関東のメインは、70回目を迎えるハンデ重賞の中山金杯(中山、GIII、芝2000メートル)。過去10年の勝ち馬には、15年の宝塚記念を制したラブリーデイ、19年香港Cの覇者ウインブライトなど、のちにGIホースとなったスターホースがおり、目が離せない。
今回のメンバーで注目されるのが、充実期を迎えたバイオスパーク(栗東・浜田多美雄厩舎、牡6歳)だ。2月に飛鳥Sを勝ってオープン入りを果たすと、その後も4、2、3着と好走。京都大賞典は9着に敗れたが少し距離が長かった印象で、続く前走の福島記念でしっかりと巻き返し、重賞初勝利を挙げた。引き続き池添騎手とのコンビ継続で重賞連勝を狙う。前走から2キロ増のハンデ57キロに対応できるかどうかだろう。
ディープボンド(栗東・大久保龍志厩舎、牡4歳)は菊花賞(4着)以来の実戦となる。今回と同じ舞台の皐月賞は10着に敗れているが、京都新聞杯Vをはじめ日本ダービー5着、神戸新聞杯4着など実力は確かだ。ここを勝って、再び大舞台に向けて弾みをつけたい。実績を考えれば、ハンデ56キロは仕方がないところだ。
重賞3勝を挙げているカデナ(栗東・中竹和也厩舎、牡7歳)は、今年のこのレースは11着と大きく敗れたが、つづく小倉記念で3年ぶりの勝利を挙げた。豪華メンバーが揃った大阪杯でも強烈な末脚を繰り出して4着に健闘した。58キロのハンデをこなせるかがカギになりそうだ。
ヴァンケドミンゴ(栗東・藤岡健一厩舎、牡5歳)は4月にオープン入りすると、七夕賞とカシオペアSで3着、そして前走の福島記念ではタイム差なしの2着と好走を続けている。今度こそ重賞タイトルを手に入れたい。福島記念から1キロ増のハンデ56キロを克服できれば上位争いできる。
2走前の福島記念で5着のウインイクシード(美浦・鈴木伸尋厩舎、牡7歳)は20年のこのレースでタイム差なしの2着に健闘した。オープンクラスでの勝利はないが、今回も注意が必要だ。ハンデは昨年から1キロ増の56キロで守備範囲。
20年3着馬テリトーリアル(栗東・西浦勝一厩舎、牡7歳)は明け7歳になるが、福島記念3着やオクトーバーSを勝つなど、ここでも怖い存在だ。ハンデは昨年より0・5キロ重い56・5キロ。
日本ダービー(13着)以来の実戦となる共同通信杯覇者のダーリントンホール(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)や、中日新聞杯4着のショウナンバルディ(栗東・松下武士厩舎、牡5歳)、自己条件のフルーツラインカップを完勝して再び重賞に挑戦するココロノトウダイ(美浦・手塚貴久厩舎、牡4歳)、中山牝馬S2着の実績を持つリュヌルージュ(栗東・斉藤崇史厩舎、牝6歳)なども侮れない=年齢は全て来年の表記。
★中山金杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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