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【俺のチェックポイント】ドゥラモンドに手塚師自信
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現場記者が日替わりで、朝日杯FS出走馬の気になる点を関係者に迫る『俺のチェックポイント』。最終追い切りが行われた3日目は、東京サンスポの板津雄志記者が美浦トレセンでデビュー連勝中のドゥラモンドに注目。スピード決着への適応力、追い切りの動き、ゲート内の駐立について陣営を直撃した。
◇
関東馬が少数で、美浦で取材する身としては寂しいが、メンバー的には侮れない。特にドゥラモンドはデビュー2戦2勝で、前走のアスター賞も鮮やかな勝ちっぷり。出負けして後方からの競馬になったが、仕掛けられてからの反応が抜群で、あっという間に先頭に立った。瞬発力はかなりのものがある。
ただ、ひとつ気になるのは、デビュー2戦ともに稍重馬場で走破時計の裏付けがないこと。同じマイル戦の前走が1分37秒1。もちろん舞台は中山と阪神で異なるが、単純に先週の阪神JFの決着タイム(1分33秒1)に当てはめると4秒もの時計短縮が求められる。
「時計は詰められるよ。運動神経もいいし、(しまいの)切れもある。むしろ良馬場の方がいいと思っている」
私の質問に、手塚調教師からはあっさり“大丈夫”との答えが返ってきた。改めて前走を見ると、肩ムチを入れた程度で余裕を残してのV。まだまだ能力を隠していそうで、血統的にも父ドゥラメンテは日本ダービーを当時のレースレコードで勝ったのだから、心配することなんてないのかもしれない。
最終追い切りの動きも脚取りは軽快だ。美浦Wコースで僚馬シュネルマイスター(2歳1勝クラス)を先導する形で進み、馬なりのまま5ハロン69秒0-12秒7で併入した。調整役の平塚助手は「輸送もあるので、先行して気合を入れすぎない程度にしまいだけ。新馬から前走の間でも良くなっていたけど、今回もさらに走りのバランスが良くなって、テンションの面でも落ち着きが出ている」と確かな上積みを強調した。
スタートを五分に出るかは別として、ゲート内の駐立に関しては、入念に練習の効果で我慢できているとのこと。一戦ごとに顕著な進化を見せるドゥラモンドは、やはり要チェックな存在だ。(板津雄志)
★朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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