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【阪神JF】4戦無敗で2歳女王!ソダシ白毛馬史上初GI制覇
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アイドルホース誕生だ! 2歳女王を決める阪神ジュベナイルFが13日、阪神競馬場で18頭によって争われ、吉田隼騎乗で1番人気のソダシが、好位追走から末脚を伸ばしてハナ差の大接戦を制した。デビューから無傷の4連勝で、白毛馬のJRA・GI勝利は史上初。2着は2番人気のサトノレイナス、3着は6番人気のユーバーレーベンが入った。
緑のターフに火花が散った。馬場の真ん中を突き進むソダシ、内から追い込むサトノレイナス。1、2番人気の一騎打ちはハナ差の大接戦になった。最後に約7センチだけ前に出たのは、白毛がまぶしいソダシだ。赤い確定ランプがともると、吉田隼騎手は白い歯を見せた。
「ホッとしました。僕がこの馬を負けさせてはいけないというプレッシャーがありました。最後まで分からなかったので、『何とかしのいでくれ!!』と必死に追いました」
レース直前にも場内をざわつかせた。ゲート入りでごねて、中に入ってからも駐立が乱れた。それでも、スタートを決めると、前に壁を作って好位の4、5番手をキープ。イメージ通りで迎えた最後の直線は、目の前にVロードが開けた。左ムチ一発のゴーサインに呼応し、真っ白な四肢を伸ばしてぐんぐん加速。外めを伸びるメイケイエールをかわすと、内から猛追してきたライバルに一度は前に出られたが、ゴール直前に差し返してみせた。白毛馬のGI勝利は史上初の快挙。デビューから無傷で白星を4つ並べ、2歳女王に輝いた。人気、実力を兼ね備えたアイドルホースの誕生だ。
殊勲の鞍上は、ゴールドアクターとコンビを組んだ15年有馬記念以来、5年ぶり2度目のGI勝利。18年秋、騎手人生に後悔がないように、美浦から栗東に拠点を移した。なかなか騎乗馬確保につながらず、腐りそうになったが、地道に厩舎を回って調教に乗り続けた。2年かけて実り始めた今年は、これが自己最多を更新する年間重賞6勝目。須貝調教師は「馬群での競馬は初めてだったけど、隼人が『自信があります』と。作戦通り、完璧だった」とたたえた。
次走は未定ながら、来春の桜花賞(4月11日、阪神、GI、芝1600メートル)の最有力候補だ。須貝調教師は「真っ白な馬がターフを走るのはすごくきれい。ソダシをきっかけに競馬に興味をもって、見る人が元気になってくれれば」と結んだ。
史上初のGI9勝を挙げた女傑アーモンドアイがターフを去った20年暮れに現れた新たなヒロイン。コロナ禍で先行きが不透明な世の中も、明るく照らす存在になってほしい。 (川端亮平)
★13日阪神11R「阪神JF」の着順&払戻金はこちら
◆白毛…鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛、栗毛、栃栗毛、白毛と8種類あるサラブレッドの毛色の一種。徐々に白くなる芦毛とは異なり、生まれたときからほぼ真っ白で、産駒数は最も少なく、13日現在JRA所属は8頭
◆GI初制覇…白毛馬のJRA・GI出走は、2008年秋華賞のユキチャン(17着)以来2頭目。
◆世界初の白毛馬…世界で初めて白毛馬として登録されたのは米国馬ホワイトクロス(1896年生まれ)。
◆日本初の白毛馬…1979年にハクタイユー(父=黒鹿毛、母=栗毛)が突然誕生。その産駒のハクホウクンが97年に大井競馬で勝ち、国内初勝利。
◆JRA初勝利…2007年にホワイトベッセル(ソダシの伯父)が白毛馬初勝利。
◆地方ダート重賞V…シラユキヒメを母に持つユキチャンが川崎の交流GII・08年関東オークスで、交流重賞初勝利。
◆JRAダート重賞V…ソダシと同じくシラユキヒメを祖母に持つハヤヤッコが、昨年のレパードSで白毛馬初のJRAダート重賞勝利。
◆GIの売り上げ、入場者…阪神JFの売り上げ金は136億4203万9000円で、昨年比109・2%の増加となった。入場者は3473人(うち有料入場人員は2820人)だった。
◆無敗の2歳女王…無敗での勝利は、2019年レシステンシアに続き13頭目。
◆クロフネ産駒…14頭目の出走で初勝利。JRA重賞は本馬によるアルテミスSに続く今年3勝目、通算46勝目。
◆吉田隼人騎手…JRA重賞は通算20勝目。GIは通算2勝目。
◆須貝尚介調教師…JRA重賞は今年7勝目、通算38勝目。GIは17年ヴィクトリアマイル(アドマイヤリード)以来3年ぶりで、通算12勝目。
■ソダシ 父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハ。白毛の牝2歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス(株)。戦績4戦4勝。獲得賞金1億3437万3000円。重賞は2020年GIII札幌2歳S、GIIIアルテミスSに次いで3勝目。阪神JFは須貝尚介調教師が2012年ローブティサージュ、13年レッドリヴェールに次いで3勝目。吉田隼人騎手は初勝利。馬名は「純粋、輝き(サンスクリット語)」。
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