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【ジャパンC】キーマンズトーク~矢作芳人調教師


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【ジャパンC】キーマンズトーク~矢作芳人調教師

 いったい、どの馬が勝つのか? 世紀の瞬間が近づいてきた「第40回ジャパンC」に、無敗の3冠牡馬コントレイルが挑む。アーモンドアイデアリングタクトを相手に意地を見せたい牡馬チャンピオン矢作芳人調教師(59)はジッと構えて決戦を待つ。

 --無敗3冠を達成した菊花賞は、アリストテレスをゴール前の追い比べでクビ差退けた

 矢作芳人調教師「3000メートルは距離的に向いていなかったし、折り合いにも苦労して、今までになく苦戦した。そのなかで勝ち切ってくれて、改めて強い馬だと認識した」

 --ジャパンCへの経緯は

 「デビュー以来、初めて一生懸命に走った。それも3000メートルだったので、普通にダメージはあった。どうしてもJCを使うことにこだわりはなかったが、11月5日に大山ヒルズに行って馬を確認したら回復していたので、オーナーと相談して出走を決めた」

 --1週前は福永騎手が乗って、CWコースで併せ馬

 「初めて遅れたので、その点は気になった。ただあとから分析すると、相手も走る馬だし、時計、心肺の数値、息の入りとかはそれほど気にするところはなかった」

 --今週は火曜に続いて、水曜の最終追いにも福永騎手が騎乗

 「先週の時点で遅れたことより、馬体の張りが気になっていて、福永騎手もその点に物足りなさを持っていた。日曜(22日)に半マイルを15-14で行って、馬が良くなった感じがあったので、良くなったことを確かめてもらうために2日連続で乗ってもらった」

 --注目の最終追い切りは

 「素晴らしい動きだった。馬の張りも戻っていたね。普通の馬では1週前の状態からは考えられないほど、良くなっていた。それぐらい上がってきたところがコントレイルだな、と思った」

 --ダービーと同じ東京の2400メートル

 「常々、明言しているように、この馬のベストは2000メートル。それでもダービーであれだけの競馬をしてくれたし、左回りのほうがパフォーマンスはいい。適性の範囲内だと思うので、特に距離を言い訳にはしない」

 --アーモンドアイデアリングタクトとの“3強対決”

 「2頭と対戦することによって、競馬が盛り上がっているのはうれしいこと。素晴らしいメンバーだし、相手にとって不足はない」

 --コントレイルとの1年を振り返ると

 「緊張の1年。手のかからない馬で仕上げやすかったけど、人気の重圧がすごかった。しっかり仕上げて、いい結果を得たいと思っている」

(夕刊フジ)



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