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【ファンタジー】レース展望

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【ファンタジー】レース展望

 開幕を迎える阪神では、土曜メインに2歳牝馬によるGIIIファンタジーS(7日、芝1400メートル)が行われる。2年連続で勝ち馬が阪神JFを制しており、のちの牝馬クラシック戦線を占う上でも見逃せない一戦になりそうだ。今年は京都競馬場の大改修工事の影響で、阪神に舞台が変わっている点にも注意したい。

 デビュー3連勝中の九州産馬ヨカヨカ(栗東・谷潔厩舎)が主役を担う。前走のひまわり賞で2歳牝馬としては異例の57キロの斤量を背負いながらも、悠々と逃げ切って力の差を示した。同斤量で牝馬相手のここなら、持ち前のスピードを生かして4連勝で重賞制覇の可能性は十分だ。

 相手候補の筆頭は、連勝で小倉2歳Sを勝ったメイケイエール(栗東・武英智厩舎)。中団からレースを運ぶと、直線で突き放そうとするモントライゼをかわして抜け出した。重馬場にもしっかりと対応したのは好材料で、1ハロンの距離延長をこなせれば重賞連勝が見えてくる。

 サルビア(栗東・鈴木孝志厩舎)も連勝中の一頭。前走のりんどう賞は出遅れながらも、6頭立てということもあり、大きなロスはなく中団でレースを運んだ。直線で外から脚を延ばすと、そのまま突き抜けて2着に5馬身差をつけて圧勝。スタートを決めれば、重賞でも通用するだけのポテンシャルを持っている。

 クローバー賞2着のラヴケリー(栗東・高柳大輔厩舎)は2走前の函館2歳Sでも3着。ここでも侮れない存在だ。

 他には小倉2歳Sで逃げて5着のフリード(栗東・西園正都厩舎)や、新馬戦でアルテミスS2着のククナを破っているオパールムーン(栗東・昆貢厩舎)、函館2歳S13着からの巻き返しを図るモンファボリ(栗東・須貝尚介厩舎)にも注意を払いたい。

ファンタジーSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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