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【天皇賞・秋】4歳夏越え大人の女…クロノジェネシス
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天皇賞・秋の追い切りが28日、東西トレセンで行われた。栗東では宝塚記念勝ちのクロノジェネシスが馬なりでCWコース6ハロン84秒4。輸送を控えて軽い内容だったが、人馬の呼吸が合い、精神面での成長をアピールした。調教『S』評価は、GI8勝目を目指すアーモンドアイだった。枠順はきょう決定する。
◇
ひと夏を越して成長したのは、“心”だった。宝塚記念を6馬身差で圧勝したクロノジェネシスは、栗東CWコースの併せ馬で6ハロン84秒4-12秒2。リュヌルージュ(OP)を4馬身ほど追いかけ、4コーナーからは2馬身差を保ちつつ内に入り、馬なりでクビ差遅れてのフィニッシュ。地味にも映る内容だが、北村友騎手は納得のいく表情で振り返った。
「リラックスしていて、最後も気持ち良さそうでした。休みが終わると、いつも違う形で帰ってくるんですが、今回については精神面の落ち着き。今までのようなピリピリしていたところがなくなっています」
東京への輸送を控えてオーバーワークだけは避けたいところを、精神面の成長で難なくクリア。青写真通りの走りで、斉藤崇調教師も「3歳時の気性の危うさがなくなっている。スムーズでしまいの反応も良かった」と満足げだった。
GI馬7頭がそろう豪華メンバーの中でも、実績は申し分なし。3歳時に秋華賞を勝ち、今年は京都記念(GII)1着、大阪杯(GI)2着、宝塚記念(GI)1着と、全て牡牝混合戦で連対を果たしている。
「どんな競馬場にでも対応できます。馬場も、良馬場で(ラスト3ハロン)32秒台の瞬発力があるし、道悪もこなせますからね」と全幅の信頼を置く鞍上は、「アーモンドアイは強い。でも、どれだけやれるか楽しみ。いつものクロノの走りを出せるように、自然体で行きたいですね」と力強く締めた。史上初の芝GI8勝を狙うアーモンドアイの前に、充実著しいグランプリホースが立ちはだかる。(佐藤将美)
★天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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