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「第81回菊花賞」は、皐月賞&ダービー馬コントレイルが無敗で3冠を達成するかに注目が集まるが、偉業に“待った”をかけるのが11年に3冠馬オルフェーヴル、16年にサトノダイヤモンドで菊を制した池江泰寿調教師(51)。日本を代表する名トレーナーは昨年の菊花賞馬ワールドプレミアを半兄に持つ、逸材ヴェルトライゼンデで3冠阻止へと爪を研ぐ。その胸中に迫った。
◇
--神戸新聞杯は当初の予定だったセントライト記念から軽い熱発のためスライド出走したが、後方から追い込み、2着を確保
池江泰寿調教師「骨折明けで乗り出しも遅く、通常の休み明けではなかったし、大外枠で思ったポジションも獲れなかった。難しいレースだったが、よく頑張って2着に来た」
--最終追い切りはCWコースで僚馬を追走。4角で内へ入り、ラスト1Fは11秒6でフィニッシュ
「先週、今週と池添騎手に跨ってもらった。タイム、反応、息づかい、息の入り、手前の替え方と確実に前走時より良くなった。状態面の上積みはある」
--菊花賞は3冠馬オルフェーヴルとサトノダイヤモンドでV。ポイントは
「各馬とも距離が初めてで、京都の坂を2度上り下りして、スタンド前を通る。3歳馬にとっては難しいレースだと思う」
--ヴェルトライゼンデにとってこの舞台は
「皐月賞やダービーよりは合うと思う。しっかり折り合いがつくし、スタミナも豊富。メンタルも強くなってきた。他の馬が距離などに苦しむようなことがあれば、この馬には有利」
--今の京都競馬場で最後のGI。この開催後、2年5カ月の大改修に入る
「昭和44年に京都競馬場の横で生まれたボクにとって生まれ故郷。いろいろなレースを勝たせてもらったし、一番好きな競馬場。しばらく競馬がないのは寂しいが、新しい競馬場を楽しみに待ちたい。(オルフェーヴルで3冠を狙った)9年前は追われる立場だったが、追う立場はこういう気持ちなんだと思っている。(2冠馬コントレイルに)何とかひと泡吹かせたい」(夕刊フジ)
★菊花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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