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菊花賞で史上3頭目となる無敗の3冠制覇を目指すコントレイル(栗東・矢作芳人厩舎、牡3歳)が21日、滋賀・栗東トレセンの坂路で追い切られた。皐月賞、ダービーの春2冠と比べて控えめな内容となったが、これはテンションを上げないようにという陣営の狙い通り。精神的にも体力的にもレース本番にエネルギーを温存し、無敗で牝馬3冠を達成した先週のデアリングタクトに続く偉業を成し遂げる。
父ディープインパクト以来、史上3頭目となる無敗での3冠制覇へ。2冠馬は『静』を貫いた。コントレイルが栗東坂路を軽く流しながら4ハロン52秒5で駆け上がる。見届けた矢作調教師は、晴れやかに切り出した。
「馬を追い詰めないようにやってきました。ラストの見栄えは良くなかったかもしれないけど、きょうの馬場状態を考えると問題ない」
スタートから14秒2-13秒0-12秒4と馬なりで加速ラップを刻む。騎乗した金羅助手が手綱を抑えたまま迎えたラスト1ハロンは、春2冠と比べても遅い12秒9でフィニッシュ。キャリアで全体時計が最も遅かったCWコースでの1週前に続き、セーブしたメニューとなった。それでも金羅助手は「我慢はできていたし、息遣いもいい」と胸を張る。このソフトな内容こそが、陣営の狙い通りなのだ。
秋初戦の神戸新聞杯では、前があくと一瞬で突き抜け余力十分の勝ちっぷり。「『負けてはいけない』のと『菊花賞に向けて負担をかけてはいけない』という相反する命題があって難しいレースだったが、最高のクリアの仕方」と矢作調教師は振り返る。その前哨戦を使ったことで、もう肉体面にそこまでの負荷は必要ない。あとは未知の3000メートルを克服するためのメンタル作り。その意図通りの最終追いは、最高の『S』評価にふさわしいものだった。
これまではレース後に放牧でリフレッシュしていたが、中3週で臨む今回は初めて放牧に出さず厩舎で調整。中間は“スイッチオフ”を徹底してきた。「気持ちの入りやすい面がある」(金羅助手)坂路ではなく、落ち着いて走れるコース調教を増やし、追い切り前日の20日も坂路ではなく初めてCWコースで準備運動。指揮官が「競馬が終わった後、自然と馬もオフになって今週に向けて徐々に上げてきた。人間の意図を理解しているかのよう」と舌を巻く適応能力で、大一番への準備は整った。
「馬にもジョッキーにも全幅の信頼を置いているし、すっきりしています。ファンの皆さんの夢を壊さないよう、こんな時代に、もっともっと大きな夢を見ていただけるようなレースをしてもらえれば」と矢作調教師は結んだ。史上初となる父子無敗3冠の偉業へ。王者の視線には一点の曇りもない。(斉藤弘樹)
★獣医師も太鼓判・・・コントレイルを担当する山内獣医師は、21日の追い切り後の馬体チェックで、「体に痛いところがなくて、脚元に関してもまったく問題ありません」と仕上がりに太鼓判を押した。「前走後はダメージがなく、元気が良くて、最終追い切りまで予定通りにきてひと安心です。無事に出走できれば、おのずと結果は出ると思います」と力を込めている。
★ユーイチTALK
--秋初戦の神戸新聞杯での印象は
「ひと夏越して後肢の使い方が良くなった。ストライドが伸びて体の使い方が良くなり、反応が速くなっていた。ただ、自分の感覚としてはまだまだ良くなりそうな感触を持っている。あれだけ強いのにまだ伸びしろを感じる。そこが一番の魅力で、すごいところ」
--3000メートルの距離については
「競馬が上手になり、今ではどんな競馬でもできる強みがある。あまり不安は感じない」
--先週の秋華賞ではデアリングタクトが無敗で牝馬3冠を達成した
「(コロナ禍の)このタイミングで2頭、無敗のまま3冠になる可能性がある馬が出てくるのは、偶然のひと言では片づけられないと思う。自分にとって騎手人生の中心にある馬。無敗の3冠が見たいという、たくさんの人の声に応えたい」
★菊花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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