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秋華賞(18日、京都、GI、芝2000メートル)で牝馬史上初の無敗3冠制覇に挑むデアリングタクト(栗東・杉山晴紀厩舎、牝3歳)を2018年のセレクトセールで購入し、育成した岡田スタッドグループの岡田牧雄代表(68)が本紙のインタビューに応じた。多くの名馬を送り出してきた日本屈指のホースマンは、圧巻の末脚で2冠を制した春から成長した姿に、3冠制覇の先にある“夢”まで見据えている。(取材・構成=越智健一)
◇
--いよいよ3冠がかかる秋華賞がやってくる
「本番が近づくにつれていろいろと声をかけられるようになったし、(25日の菊花賞で無敗の牡馬3冠を目指す)コントレイルも神戸新聞杯で強い競馬を見せた。もともと、そこまで競馬の勝ち負けにこだわるほうではないけど、今回ばかりは勝ちたい、負けたくないという気持ちが強くなっている」
--無敗での3冠牝馬誕生となれば史上初
「正直、無敗であることはそこまで重視していなかった。競馬はそんなに甘いものではないし、春も桜花賞は負けてもいいからオークスは勝ちたいと思っていたくらいだから。ただ、競馬に行くとこちらが思っていた以上の走りを見せて、驚かせてくれる。今回もそうなってほしいね」
--当初はローズSからの始動予定が、ぶっつけ本番になった
「そのあたりは(杉山晴)調教師の判断に任せている。あくまで個人的な意見で言えば、トライアルを叩いたほうがいいんじゃないかという気持ちはあったけど、調教師のほうにはぶっつけでも大丈夫という、相当の自信があるようだね」
--夏を越して馬の成長は感じられるか
「背が伸びたし、キ甲(首の付け根のうち、背中側の盛り上がった部分)もグッと張ってきた。脚も胴も伸びてひと回り大きくなったと感じられる。1週前もいい追い切りができていたし、すごく順調にきている」
--ライバル関係については
「今年は夏の上がり馬のような新興勢力は出てこなかった印象がある。一番の強敵となるのは、やはりローズSを勝ったリアアメリア。もともと潜在能力の高い馬だし、夏を越してから筋肉にめりはりが出てきた。理想的な体つきになってきたんじゃないかと思う」
--春2冠と異なり、今回はファンの前での競馬となる
「まだ限定的で数も少ないけど、ファンの前で記録に挑めるのはうれしいね。デアリングタクトはびっくりするくらい環境の変化に強い馬。どっしりしていて、オンとオフの使い分けもできる。競馬場の雰囲気は違うかもしれないけど、心配はまったくしていない」
--改めてこの秋に期待するところは
「(GI7勝の現役最強牝馬)アーモンドアイのように、世代や性別を超えた存在になってほしい。まだ秋華賞後のことは何も決まっていないけど、デアリングが勝って、コントレイルも菊花賞を勝って、そろってジャパンCでアーモンドアイと対決となれば夢のよう。一ファンとして想像しただけでワクワクするし、本当にそうなればいいなと思うよ」
■岡田牧雄(おかだ・まきお) 1952(昭和27)年5月14日生まれ、68歳。北海道出身。父・蔚男氏は73年朝日杯3歳Sの勝ち馬ミホランザンを生産した岡田蔚男牧場の場主で、兄・繁幸氏はビッグレッドファームグループ代表。父の牧場を受け継ぎ、岡田スタッドと改名して発展させ、同スタッドグループの代表を務める。
■岡田スタッドグループ 北海道新ひだか町の岡田スタッド、同町のノルマンディーファームを中心に競走馬の生産、育成を行う。道内に多くの分場があるだけでなく、福島県には“前線基地”としてノルマンディーファーム小野町を有する。2011年にクラブ法人のノルマンディーサラブレッドレーシングを設立し、デアリングタクトも同クラブの所有馬。他にもマツリダゴッホ(有馬記念)、サウンドトゥルー(チャンピオンズCなど)、スノードラゴン(スプリンターズS)、スマートファルコン(東京大賞典など)などの活躍馬を送り出している。
★順調…休み明けでもデアリングタクトは、臨戦態勢が整っている。9月2日に滋賀県栗東トレセンに帰厩。週を追うごとにピッチを上げ、1週前の7日はCWコースで6ハロン80秒5-12秒1をマークした。「週を追うごとに落ち着きが増してきているし、集中力も出てきています。(きょう14日の最終)追い切りはテンションを上げないように坂路でやります」と杉山晴調教師は順調ぶりを伝える。
★相馬眼の勝利…岡田氏が2018年のセレクトセール1歳でデアリングタクトを購入したときの落札価格は1200万円(税抜き)。すでに3億円近い賞金を稼いでいることを考えれば破格の低価格だった。「線の細い牝馬だったが、歩くと飛節(後肢の関節)が柔らかくて丈夫。背中の使い方も上手だった」ことが購入の決め手。まさしく相馬眼の勝利といえそうだ。
★秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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