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【シリウスS】5戦目のカフェファラオが歴史的V

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【シリウスS】5戦目のカフェファラオが歴史的V

 シリウスS(GIII、ダ1900メートル)が3日、中京競馬場で16頭によって争われ、1番人気のカフェファラオ(美・堀、牡3)が中団から直線で伸び、ユニコーンSに次ぐ重賞2勝目を飾った。通算5戦目でのJRA古馬ダート重賞制覇は、グレード制が導入された1984年以降、最少キャリア。2着は3/4馬身差で7番人気のサクラアリュール、3着には9番人気エイコーンが入った。

 ◇

 初対戦の古馬勢をあっさり下した。キャリア5戦目の3歳カフェファラオが、ユニコーンSに次ぐ重賞2勝目をマーク。初騎乗で持ち味を引き出したルメール騎手が会心の笑みを浮かべながら振り返る。

 「強い馬ですね。折り合いがついて、反応もいい。とてもいい印象を持ちました」

 道中は中団を追走。これまでの先行策に比べると位置取りは後ろだったが「前に行く馬が多かったし、リラックスするためには最適のところ」と自信を持ってジョッキーは進める。直線で徐々に押し上げ、残り100メートルあたりで粘るサクラアリュールをかわした。3/4馬身という着差以上に強い勝ちっぷり。前走のジャパンダートダービーでは1番人気でまさかの7着に敗れたが、夏場の放牧で軌道修正に成功した。

 「GIを勝つポテンシャルを秘めている。(今後は)うまくコンディションを高めていけたらいいですね」とルメール騎手は将来性の高さを強調した。堀調教師は「今後は馬の状態を見て、オーナーと相談して使うレースを決めたい」とコメント。次走は未定だが、同じ中京で行われるチャンピオンズC(12月6日、中京、GI、ダ1800メートル)を含め、3歳秋にして“頂点”が視界に入ってきた。(佐藤将美)

カフェファラオ 父アメリカンフェイロー、母マリーズフォリーズ、母の父モアザンレディ。鹿毛の牡3歳。美浦・堀宣行厩舎所属。米国産。馬主は西川光一氏。戦績5戦4勝(うち地方1戦0勝)。獲得賞金9844万9000円(全て中央)。重賞は2020年GIIIユニコーンSに次いで2勝目。シリウスS堀宣行調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+父名より」。



★3日中京11R「シリウスS」の着順&払戻金はこちら

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