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【紫苑S】打倒デアリングタクトに名乗り!マルターズディオサが重賞2勝目
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9月12日の中山11Rで行われた秋華賞トライアル・第5回紫苑ステークス(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・2000メートル、馬齢、18頭立て、1着賞金=3500万円)は、田辺裕信騎手騎乗の5番人気マルターズディオサ(美浦・手塚貴久厩舎)が2番手追走から直線抜け出すと、しぶとく脚を使い後続の追撃を振り切って先頭でゴール。最後の一冠・秋華賞へ注目の前哨戦を制し、打倒デアリングタクトに名乗りをあげた。タイムは2分02秒1(稍重)。
1馬身1/4差の2着にはパラスアテナ(10番人気)、さらにクビ差遅れた3着にシーズンズギフト(3番人気)が入線。上位3頭は、秋華賞(10月18日、京都、GI、芝2000m)の優先出走権を獲得した。
紫苑Sを勝ったマルターズディオサは、父キズナ、母トップオブドーラ、母の父Grand Slamという血統。北海道日高町・天羽禮治氏の生産馬で、馬主は藤田在子氏。通算成績は8戦4勝。重賞は今年のチューリップ賞(GII)に次いで2勝目。紫苑Sは、手塚貴久調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。
◆田辺裕信騎手(1着 マルターズディオサ)「春はローテーション的にきつかったけど、(夏が)いい休みになりましたね。身も心も成長してくれた。距離がもつかどうかは分からなかったけど、開幕週だったので流れに乗せていった。正攻法で押し切れたのは大きい。(権利を取った秋華賞に向けて)京都内回り2000メートルはポジションを取れる馬に有利。自信を持っていきます」
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