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【乗り替わり勝負度チェック!】セントウルS 兄から絶好調の弟にバトンが渡っての一変に期待!

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【乗り替わり勝負度チェック!】セントウルS 兄から絶好調の弟にバトンが渡っての一変に期待!

当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2016年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) 概念的には秋競馬のシーズンに突入しましたが、今週は東西でマイル、スプリントそれぞれのサマーシリーズの最終戦が組まれています。まずは、レース格の高いセントウルSのオススメの乗り替わりを教えてください。

新良(以下、新) 私が注目しているのは、吉田豊騎手から吉田隼人騎手に乗り替わる④ラヴィングアンサーです。

編 おお、吉田兄弟のバトンタッチ。最近は弟の隼人騎手が絶好調ですので、自然にプラスに評価したくなってしまいます。


新 その認識でいいでしょう。豊騎手がまったくダメというわけではありませんが、今の隼人騎手の勢いはすさまじいものがありますからね。

編 乗れている騎手にはノッておけと。

新 そういうことですね。中堅からベテランの領域に移行するなかで、ジョッキーとしてのステージがもうワンランク上がった印象を受けます。

編 関東所属の騎手ですが、中京芝1200mという舞台に対する適性はいかがですか?

新 悪くはないですよ。コース勝率は2016~2018年が11.1%、2019年以降が20.0%としっかり結果を出しています。テン乗りへの不安はないですし、これだけ好調でも過剰人気しないのが隼人騎手のいいところ。今回は買い時でしょう。

編 馬のほうは、重賞実績に乏しいですが……。

新 確かに、相手関係は楽ではありません。でも、この馬はオープン入りして以降、千四よりも千二のほうでいい競馬をしています。近2走は千四でしたので、パフォーマンスアップの可能性はおおいにあるとみていいでしょう。前が速くなりそうなメンバー構成と直線に急坂のあるコース形態的に、追い込み脚質のこの馬には展開も向きそうです。

編 人気はないので楽しみですね。穴をあけてくれることに期待しましょう。中山で行われる京成杯オータムハンデキャップのほうはいかがですか?


新 ディフェンディングチャンピオンの⑩トロワゼトワルを狙ってみたいと思っています。

編 三浦皇成騎手から横山典弘騎手への乗り替わり。まさに昨年のこのレースを勝ったときのコンビ復活ですね。

新 はい。このコンビでは4戦2勝、2着1回と相性はバッチリです。

編 当然、横山典騎手のコース成績も……。

新 素晴らしいの一語です。中山芝1600mの勝率は、2016~2018年が9.7%、2019年以降が23.8%と、とくにここ最近は存在感を発揮しています。衰え知らずの大ベテランですし、アレコレ心配するのはむしろ失礼というものでしょう。

編 そうなるとあとは、馬自身が連覇できる状態にあるかどうかですね。

新 前走の関屋記念で2着に入り、復調気配を示しました。逃げ馬には明らかに不利な馬場でしたので、この結果は非常に価値が高いと思います。

編 状態面が良さそうで、得意舞台に替わるとなれば、連覇の可能性も十分にあるということですね?


新 あるでしょうね。中山は東京や新潟に比べてはるかに粘り込みやすい舞台。意外性のある鞍上ですので100%逃げるとは限りませんが、いずれにせようまくエスコートしてくれるはずです。

編 週末に雨が降らず、例年通りの高速馬場なら「もう一丁」がありそうですね。天候ともども注目しましょう。


★その他の注目乗り替わり★
土曜中山10R ⑥ルガールカルム横山武史M.デムーロ
土曜中山11R ⑨スマートリアン幸英明横山武史


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。
最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。

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