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宝塚記念の追い切りが24日、東西のトレセンで行われ、栗東では昨年の皐月賞馬サートゥルナーリアが坂路4ハロン51秒3-12秒2を力強くマークし、最高の調教評価『S』となった。3カ月半ぶりでも申し分ない仕上がりで、GI3勝目を狙う。枠順はきょう確定する。
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牡馬の意地にかけて、ここは譲れない。3つ目のGIタイトルを狙うサートゥルナーリアが、栗東坂路で万全のデモ。角居調教師は、穏やかに切り出した。
「坂路である程度やってもらいました。(4ハロン)52秒を切る時計が出たし、いい状態になっていると思います」
整地明けの坂路に登場すると、チップを力強く蹴り上げ、14秒5-12秒9-11秒7とグングン加速。ゴール前で仕掛けられるとラスト1ハロンを12秒2でまとめ、4ハロン51秒3の好時計でフィニッシュ。調教評価は文句なしに最高の『S』となった。17日の1週前にはルメール騎手がまたがり、CWコースで6ハロン79秒9-11秒3を馬なりでマーク。3カ月半ぶりでも仕上がりは申し分ない。
今年の始動戦となった前走の金鯱賞は、未勝利だった左回りを克服して2馬身差で快勝。スローペースでもぴったりと折り合い、精神面の成長を見せた。
「課題をクリアして、しっかりした競馬をしてくれました」と指揮官も手応え。今回もテンションを上げない対策として、レース前の輪乗りに加わらず近くに馬を置かない形で臨む予定だ。
デビューから4連勝で皐月賞馬に上り詰めた逸材。日本ダービー以降、GIでは3戦連続で勝利から遠ざかっているが、4歳を迎えて着実に進化を遂げている。
「早い時期から完成度の高い馬でしたが、入退厩を繰り返すたびに落ち着きが出て、古馬らしい風格が出てきました。(ファン投票3位と)支持していただいた期待に違わないよう、いい状態につくってこられました」と力強く結んだ。
豪華メンバーが集結したグランプリで、サートゥルナーリアが底力を見せつける。
★宝塚記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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