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迷える超良血馬が復活-。メンタル面での成長著しいレイエンダが、レース史上3頭目の連覇を飾る。
日本ダービー、天皇賞・秋とGI2勝をあげたレイデオロの全弟。昨年は上がり3F32秒7で押し切り、4度目の挑戦で重賞初制覇を飾った。あとは偉大な兄の背中に追いつけ追い越せ…かと思いきや、そのあとは5戦してまさかの未勝利に終わっている。
出世を妨げている最大の要因は気性の難しさ。1番人気10着に終わった昨夏の新潟記念のときには、ルメール騎手が「もともともまれたりゴチャついたりするとよくない。何度もブレーキをかけていた」とうなだれていた。
しかし、常勝軍団・藤沢和厩舎がこのまま手をこまねいているはずがない。3走前のマイルCSからブリンカーを着用し、1戦ごとに着順をアップさせてきた。特に前走・ダービー卿CTは、これまでならひるんでいたような狭いところをグイッと伸びて0秒3差3着に好走。今回からブリンカーを外すのも、陣営が精神面の成長に手応えを感じているからこそだろう。
さらに気温の上昇も味方になりそうだ。これまでにあげた4勝は5~7月に集中しており、「今は体調が上向いているし、動きもいい。昨年も勝っているように、暑い時季は得意なのかもしれない」と、トレーナーはニヤリ。480キロ台まで絞れてくれば、さらに動ける体になるはずだ。
連続開催後半を迎えた東京の芝は、内が傷んで外伸び傾向が顕著になってきただけに〔8〕枠は好材料だろう。3走ぶりにルメールとのタッグが復活するのも心強い。安田記念をグランアレグリアで制して勢いに乗る東の名門が、今週も東京メーンを席巻する。
“究極の3連単”はレイエンダを1着に固定。前哨戦のメイSを制したアイスストームを2、3着に据えた12点で勝負する。(夕刊フジ)
★エプソムCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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