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【俺のチェックポイント】マイラプソディ大変身の予感


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【俺のチェックポイント】マイラプソディ大変身の予感

 東西トレセンで奔走する記者が、日替わりでGI出走馬の気になる点を取材する連載「俺のチェックポイント」。日本ダービーの枠順が確定した4日目は、大阪サンスポの斉藤弘樹記者が皐月賞13着マイラプソディに注目した。前向きさを取り戻すために、中間はチークピーシズなどで“刺激”を盛り込んでの調整。果たしてデビューから3連勝した逸材の変わり身はあるだろうか。

 ◇

 皐月賞1着コントレイル、2着サリオスがリードする形だが、他陣営も手をこまねいている訳ではない。なかでも一級品の素質を秘めるマイラプソディには変身のムードがプンプンと漂う。

 年明け2戦は物足りない結果に終わっているが、最大の要因は精神面。特に前走の皐月賞(13着)は、4コーナー手前でコントレイルに交わされると一気に手応えがなくなった。友道調教師は「馬場も影響したかもしれないけど、自分からやめている感じ」と敗因を分析する。

 失っていた“前向きさ”を取り戻すため、2週前追い切りからチークピーシズを着用。稽古では集中力がアップし、本来のバランスの良さが戻ってきた。大江助手は「集中して走れていますし、すごくこの馬らしさが出てきています」と効果を口にする。枠順は〔7〕枠(14)番に決定。「少し外めの気もしますが、いい状態で持っていくだけです」と同助手。内めでもまれてゴチャつくよりはプラスととらえたい。

 最大の持ち味は、大きなフットワークから繰り出す息の長い末脚。陣営が早くから大目標を日本ダービーに置いていたように、左回りで直線の長い府中の2400メートルは申し分ない舞台。「能力は間違いないと思っているので、本来の走りができれば十分にやれると思っています」と大江助手。

 昨年はデビューから3連勝で京都2歳Sを制覇。雄大な馬体とスケールの大きな走りから、クラシックの最有力候補の1頭に数えられていた。近4年で2勝を誇る名門厩舎の勝負仕上げが、大変身の期待を感じさせる。(斉藤弘樹)

■「GI・俺のチェックポイント」 現場記者が週末のGI出走馬のなかで、自分が気になる馬を独自の焦点をもとに取材。記者は日替わりで、火~土曜付に掲載する。

★ダービーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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TERAMAGAZINE|2020年5月30日 1:03 ナイス! (0)

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