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日本ダービーで中心視されるコントレイルに関わるホースマンから、強さの裏側を探る特別連載「コントレイルを知る男たち」がスタート。第1回は、生産に携わった(株)ノースヒルズ・福田洋志ゼネラルマネジャー(48)に誕生当時の思い出を聞いた。(取材構成・渡部陽之助)
◇
GIに昇格して初めて行われる大阪杯を翌日に控えた2017年4月1日。北海道新冠町のノースヒルズで、青鹿毛の牡馬が産声を上げた。後にコントレイルと名付けられる、無敗の皐月賞馬誕生の瞬間だった。
同牧場の福田GMは「記録を読み返して確認しましたが、本当に順調なお産でした。だから特別な思い出は、お産自体にはないんですよ」と振り返る。母ロードクロサイトは2012年に栗東・矢作厩舎でデビューしたものの、7戦0勝で引退。しかしロードの母フォルクローレはBCジュベナイルフィリーズなど米GI2勝の活躍馬で、繁殖馬としての期待は大きかった。2015年生まれのバーンフライ(牡、父ゴールドアリュール)、翌年のアナスタシオ(牝、父ダイワメジャー)に続く3番子。満を持して配合された、無敗の三冠馬ディープインパクトの子だ。
「ディープの子は小柄に出ることがあります。2頭の出産でしっかりとした馬格のある子を産んでくれたので、次はディープを、となりました」という。5カ月ほどで離乳すると、中期育成場のノースヒルズ清畠(北海道日高町)へ移動。新冠の本場と比べると、1区画が倍以上の広さになった放牧地で伸び伸びと育ち、1歳の9月に育成先の大山ヒルズ(鳥取県)に移った。
「北海道では仲間達と元気に過ごし、順調に次の段階に送り出すことができました」
振り返れば、キズナの大山ヒルズ移動は10月上旬で、ワンアンドオンリーは8月末。13、14年に日本ダービーを制した先輩の足跡をたどるように育ち、母と同じ矢作厩舎でデビュー。無傷でGIタイトルを2つつかみ、主役として日本ダービーの舞台に立つ。
「競馬開催が続いていることに感謝して、今年はテレビの前で精一杯の声援を送りたいと思います。コントレイルらしいレースをしてほしい。それだけを願って楽しみにしています」
コントレイルには1歳の全弟、当歳にハーツクライの半弟がおり、母ロードクロサイトに今年はキズナを交配して来年出産予定。生産牧場として3度目の制覇がかかる大舞台の裏で、次の栄冠をつかむための物語は静かに始まっている。
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■福田洋志(ふくだ・ひろし) 1972(昭和47)年生まれ、48歳。大阪府出身。大阪府立大卒の獣医師。96年にノースヒルズ入社。現在は常務取締役ゼネラルマネジャー(GM)を務める。
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“英雄”ディープインパクトが無敗でクラシック3冠を制してから15年、
息子のコントレイルが無敗の皐月賞&ダービー制覇に挑戦する。
父子での無傷2冠達成となれば
1984年シンボリルドルフ→91年トウカイテイオー以来、
史上2組目の快挙
になるでしょう