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【大阪杯】牡馬撃破へクロノジェネシス成長一途
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GIに昇格してから4年目の「第64回大阪杯」は、ほぼ同時期にドバイワールドCデー(今年は28日の予定が中止)が開催されることもあり、ムードは少数精鋭。成長力豊かな4歳馬が中心となるが、なかでも秋華賞馬クロノジェネシスは前哨戦の京都記念を勝ち、絶好の気配で臨む。昇格初の女王誕生となるか。
クロノジェネシスは昨年の牝馬3冠で桜花賞&オークス3着、秋華賞1着。エリザベス女王杯では2馬身差5着と初めて馬券圏から外れたが、今年初戦の京都記念では秋華賞で2馬身差5着に下したカレンブーケドールを再び2馬身半下し、最高レベルの能力を改めてアピールした。
「前走は折り合いがついて、スムーズなレースぶり。馬場(重)が悪かったにもかかわらず、力強く抜け出してくれた。2200メートルで強い勝ち方ができたのは収穫だね」と斉藤崇調教師。昨年は2400メートルのオークスで3着、2200メートルの女王杯で5着と連対できなかっただけに、今後の活躍の場を広げる優勝だった。
前走後は栗東TC近くのノーザンファームしがらきに放牧に出て、帰厩してからは順調そのもの。先週のCWコース3頭併せでは6F79秒8、3F36秒5、ラスト1F11秒6の豪快な切れ味。もちろん最先着した。
「時計が速かったし、掛かるところもなくスムーズ。前の週より反応は良くなっている」と、トレーナーは仕上げに自信を持つ。オークス時に432キロだった馬体は、前走で460キロまでビルドアップ。肉体面の成長に合わせてグッとパワーが増し、前走でマークした最速の上がり3F35秒8がその証明だろう。
GIレベルの牡馬が相手でも、近年はアーモンドアイやリスグラシューがそうだったように一線級の牝馬なら力負けはしない。ひとつ上の半姉ノームコアは昨年のヴィクトリアマイルをV。血統的な成長力も確かで、さらなる飛躍が期待できそうだ。(夕刊フジ)
★大阪杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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