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【血統アナリシス】京都記念2020 日本ダービー以来のキングカメハメハ産駒に着目!昨年の2着馬からも目が離せない!


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【血統アナリシス】京都記念2020 日本ダービー以来のキングカメハメハ産駒に着目!昨年の2着馬からも目が離せない!

日曜日に行われる京都記念の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


カレンブーケドール
ディープインパクト産駒は京都記念で高複勝率。母はチリの年度代表馬に選出された名牝で、その父スキャットダディは米三冠馬ジャスティファイなどを送り出している。魅力ある血統背景ではあるが、父×北米ノーザンダンサー系かつ南米牝系の配合は、2017年と2019年に人気を下回る3着敗退を喫したマカヒキと類似。そのあたりを勘案すると、東京芝2400m→京都芝2200mのコース替わりは必ずしも加点材料ではない。勝ち切れない場面を想定しておくべきだろう。

プリンスオブペスカ
チーフベアハート×ゴールデンフェザントの肌馬にハーツクライを掛け合わせているのだから、搭載している持久力はかなりのもの。父、母ともにグレイソヴリンの影響が濃く、タフなコースを好むタイプであることに疑う余地はない。ただ、近い親族をみると、ヘッドシップやボールドノースマンあたりが上位の存在。ここに入ると活力不足の感は否めない。日経新春杯では掲示板を確保したものの、ハンデ戦から別定戦に替わる今回、さらなるパフォーマンスアップを望めるかどうか。積極的には手が出ない。

クラージュゲリエ【出走取消】
父のキングカメハメハは当レースで2頭の優勝馬を輩出。母父にロベルト系種牡馬を配する馬の当レースにおける相性も悪くない。3代母のフェアリードールを起点とする一族には、トゥザヴィクトリーほか、2011年の京都記念勝ち馬トゥザグローリーなど重賞活躍馬が多数いるように、牝系の質も上等。血統背景はここに入っても上位に位置する。配合的に瞬発力よりも持続力優勢なのは明白。ロングスパート戦になりがちな京都記念のレース質は歓迎のクチだろう。状態さえ整っていれば、勝機は十分にある。


アメリカズカップ
冬季の連続開催の後半とあって力を要する馬場になりやすく、京都記念は持久力要素が欠かせないレース。それゆえ、スタミナに優れたマンハッタンカフェを父に擁する点は好材料。その一方、ダート指向の強い母方の血脈が強く反映されているため、芝の良馬場で緩急を求められると、後れをとるケースが増えてくる。上位進出には他馬がキレを削がれる道悪馬場の出現、あるいは展開など何らかの恩恵がないと苦しい。

ステイフーリッシュ
ステイゴールド×キングカメハメハ×シルヴァーホークの配合をみるに、今の力を要する京都コースを耐えうる持久力を備えていると判断できる。叔父にブラックホーク、叔母にピンクカメオ、近い親族には2016年のBCターフスプリント勝ち馬など、多数の活躍馬が名を連ねる牝系についてもケチのつけようがない。昨年の当レースで2着、3歳時には京都新聞杯を制しているように、京都芝2200mの適性は証明済み。好凡走の波が激しくアテにならない面があるとはいえ、警戒を解いてはいけない1頭だ。

アルメリアブルーム
ドリームジャーニー×ネオユニヴァースの配合馬。叔父に金鯱賞を勝ち、有馬記念でも2着に入ったオーシャンブルーがいる。字面の配合と戦績が示すとおり芝の中距離型だろう。晩成型の父系らしく、キャリアを積みながらジワジワと成長を続けているあたりは好感が持てるものの、構成的には機動力と粘りが身上のタイプ。中央場所であれば内回り形態のほうがフィットする。ローカル→京都外回りの臨戦、なおかつ牡馬混合の別定G2で評価を上げるまでには至らない。

クロノジェネシス
近親にフサイチエアデール、その仔としてフサイチリシャールがいる一本筋がとおった一族の出自。半姉のノームコアは昨年のヴィクトリアマイルでG1初制覇を成し、本馬自身も昨秋の秋華賞を制したように勢いのあるファミリーだ。ただし、バゴ×クロフネの配合から、うまく立ち回って最後までしぶとく脚を伸ばす体力優位型。エリザベス女王杯で5着に敗れているように、外回りコースの決め脚勝負では確度が落ちる。気性的に久々を苦にしないことや当該コース経験済みの利を、そのまま評価しての△扱いが正解とみる。

ドレッドノータス
祖母は亜ナショナル大賞と亜オークスを制した女傑。母は現役時に重賞3勝を挙げ、G1で3着3回。繁殖牝馬としても4頭の重賞好走馬を送り出している。本馬は母の切れ味と、父ハービンジャーのフィジカルの強さが相互補完されたバランスタイプだろう。それゆえ、トップクラスに入ると瞬発力に欠ける面は否めないが、追ってバテない持久力はなかなかのもの。好位から持続的に脚を使える馬が幅を利かせやすい、当レースの傾向に即したキャラクターとみてとれる。流れに乗りきるようなら、巻き返しがあっても驚けない。

ノーブルマーズ
父は持続力を持ち味とするトニービン直仔のジャングルポケット。母父はグランプリ3連勝を成し遂げたグラスワンダーの父にして、スタミナに長けたロベルト直仔のシルヴァーホーク。構成と過去の戦績が示すとおり、持続力優位の競馬かつ非根幹距離重賞に適した能力を持ち合わせているのは確か。ただ、持久力と馬力が強調されているぶん、ラストの決め脚勝負になると分が悪い。持ち味を活かすには、自ら早めに仕掛けて我慢比べに持ち込む、もしくは道悪などタフなコンディションの出現が望ましい。

ガンコ
曽祖母を起点とする一族からは多数のG1馬が出ており、優秀な牝系とみてとれる。母父のシングスピールが属する欧州ノーザンダンサー系は京都記念における活躍系統のひとつ。父のナカヤマフェスタは、非根幹距離の中・長距離重賞で産駒が好成績を残しているステイゴールドの直仔で、当舞台にマッチした適性を有しているのは間違いない。ただ、一昨年の天皇賞(春)以降の最高着順は6着と精彩を欠く近走。ましてや約7カ月半ぶりの実戦とあっては、厳しい戦いを強いられるのではないか。



ウマニティ重賞攻略チーム

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